銀山温泉

日本の景色 100選

山形県

山形県  銀山温泉

(Ginzan Onsen)

江戸時代初期に幕府直営の御公儀山として栄え、日本三大銀山のひとつに数えられていた「延沢銀山(銀鉱洞)」から徒歩およそ20分のところにある「銀山温泉」。銀山自体は元禄2年(1689年)に廃山となりました。しかし「銀山温泉」は残り、一時は銀山川の大洪水で壊滅状態となりましたが、昭和元年(1926年)の源泉のボーリングで高温多量の湯が湧出し復活。現在ガス燈に照らされた町並みや、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が並ぶ独特の景観で人気を博しています。泉質は身体を芯から温め湯冷めがしにくい塩化物・硫酸塩泉で、細かな湯花が混じった乳白色の湯水が特徴です。

ベストシーズン

ベストシーズンは、銀山遺跡周辺のトレッキングが楽しめる5~10月。渓流地域や坑道内などは夏でもひんやりとした涼しさを感じることができます。

行き方

最寄り空港は山形空港。銀山温泉までは車でおよそ50分。また山形新幹線をご利用の方はJR大石田駅でバスに乗り換え。所要時間はおよそ40分です。

現地の楽しみ方

■おばなざわ花笠踊り(Obanazawa Hanagasa Odori)

銀山川にかけられた橋の上で笠を勢いよく廻しながら躍動的に踊る、銀山温泉名物「おばなざわ花笠踊り」。「花笠踊り」と言えば「山形花笠まつり」で踊られる山形文化のひとつで、紅花摘みのような楚々とした踊りが特徴。もともとは尾花沢市の徳良湖の土木工事の際に歌われていた土つき歌に合わせて即興で笠を廻して踊ったものとされています。銀山温泉では昔ながらのくるくると笠を廻しながら踊る「花笠踊り」を、例年5~10月までの毎週土曜日に見物することができます。

■延沢(のべさわ)銀山遺跡

最盛期には島根の石見、兵庫の生野とともに三大銀山と呼ばれ、隆盛を極めた「延沢銀山(Nobesawa Ginzan)」。今は廃山となっていますが、その坑洞内を自由に見学することができます。入口は北口と西口の2ヶ所あります。なお初雪からみどりの日(山開き)までの期間は、足場が悪くなるため坑道方面への入山ができません。銀山温泉からは徒歩でおよそ20分です。

■芭蕉・清風歴史資料館(Basho・Seifu Rekishishiryokan)

俳聖「松尾芭蕉」は「奥の細道」の道中にかねてから親交のあった俳人「鈴木清風」を訪ね、最上から「山刀伐峠(なたぎりとうげ)」を越え、ここ銀山温泉のある尾花沢にやってきたと言われています。そして「養泉寺(Yosenji)」に7泊し「涼しさを 我宿にして ねまる也」と詠み、境内にはそのとき清風たちとした連句と合わせて句碑が建てられています。また清風邸跡のとなりに「芭蕉・清風歴史資料館」があり、尾花沢の歴史や暮らしに関する資料とともに「奥の細道」に関する収蔵物が展示されています。銀山温泉からは車でおよそ20分です。

■ホタル観賞

銀山温泉のある尾花沢では例年6月下旬から7月上旬にかけて、たくさんのホタルが乱舞するさまを観賞することができます。毎年、市内を流れる丹生川支流の上流にホタルの幼虫のエサとなる川蜷(かわにな)を巻き、本流との合流地点である和合(Wago)地区から牛房野(Gobono)地区辺りで飛翔が確認されています。銀山温泉からは車でおよそ20分です。

■ご当地グルメ

銀山温泉のある尾花沢市に伝わる伝統の和菓子「くじら餅」。できたての弾力のあるモチモチっとした食感をぜひお楽しみください。お土産にする場合は、焼いたりレンジで温めてたべるとまた別の美味しさが味わえます。また生産量日本一のお花沢のスイカを塩と赤トウガラシで漬けこんだ「すいかの子っこ」や「すいか糖」もおすすめです。

​※観光局・お問合せ先

銀山温泉案内所:0237-28-3933