​バラナシ

世界の 美しい街・絶景の街

​インド

Varanasi

聖なる川ガンジス河のほとりにあるヒンドゥー教の聖地「バラナシ」。毎年インド国内外から100万人以上のヒンドゥー教徒や巡礼者達が、清めの沐浴と祈りの儀式のために訪れると言われています。およそ 6.4 km間を 84 のガート(沐浴場)があり、早朝から水の中に浸り一心に身体を清め朝日に祈りを捧げる姿を目にすることができます。

ガンジス河はヒマラヤの氷河を源にインド北部をとうとうと流れます。ヒンドゥーの神話によると、天を流れる川の水をシヴァ神が自身の髪を伝わせて地上に静かに下しているものとされています。そのためガンジス河の水は、万物を浄化しこの世の苦しみから全てを解き放ってくれる聖水と考えられており、この地で死を迎えると輪廻から解脱できると信じられています。

そんな死者やその家族のために、ムクティ・バワン(解脱の館)という施設では24時間絶えることなくヒンドゥーの神の名が唱えられていると言います。そして火葬場であるマニカルニカー・ガートとハリシュチャンドラ・ガートは、「大いなる火葬場」として年中煙が絶えることがありません。

行き方

最寄り空港は、バラナシ空港(ラール・バハードゥル・シャーストリー空港)。デリーやアジアの各都市で乗り継ぎ。経由地にもよりますが、所要時間はおよそ30時間前後。

ベストシーズン

ベストシーズンは、冬季の10~3月。4~10月までが夏季にあたり、特に4~6月は酷暑期。7~9月まで季節風(モンスーン)の影響で大量の雨が降ります。

現地の楽しみ方

■日没後の礼拝儀礼「プジャ」

ダシャシュアメード・ガートでは日没後に「プジャ」と呼ばれるヒンドゥー教の神像礼拝の儀礼が行われます。供物を神像に直接捧げたり、ヤジュニャと呼ばれる祭火に捧じたりして、祈ります。

■ヒンドゥー教の春の祭典「ホーリー祭」

インドの三大祭りのひとつ「ホーリー祭」は、通常2月末から3月の後半までの間に行われます。知人はもとより見知らぬ人でも色粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして祝います。家にやってくる悪鬼を追い払うために泥や汚物を投げつけたのが始まりなんだとか。

■インドで最も神聖なお祭り「マハー・シヴァ・ラートリー」

ヒンドゥー教の最高神シヴァ神を祭るインドで最も神聖なお祭りで、通常2月か3月に行われます。バラナシ中のシヴァ神を祀る寺院が美しく飾られ、たくさんの人々が礼拝に訪れて、夜通しシヴァ神を讃えます。インドの有名な音楽家も登場する古典音楽会なども開催され、街は大いに盛り上がります。

■光輝くガンジス河の祭典「ディープ・ディパワリー祭り」

ガンジス河が一年で一番美しく光で包まれる「光の祭典」で、毎年10~11月の間に行われます。ディープ・ディパワリーとは灯火・灯明の列という意味で、夕方になるとガンジス河沿いの各ガートに灯明がぎっしりと飾られ、光り輝くロマンティックな光景が広がります。ボートに乗って川から眺めるのもおすすめです。

■仏教の四大聖都「サールナート」

バラナシの北およそ10kmのところに、仏教の四大聖都のひとつ「サールナート(Sarnath)」があります。釈迦が悟りを開いた後、初めて教えを説いた初転法輪の地とされています。その場所とされる「鹿野苑(ろくやおん)」は、現在はインド政府によって整理され遺跡公園になっています。その周辺からは「サールナート仏」と呼ばれる仏像が多数出土し、一部は「サールナート考古博物館」に収蔵されています。