ウロス島

世界の 美しい街・絶景の街

ペルー

 Uros Is

島全体が「トトラ」と呼ばれる葦でできたペルー・チチカカ湖の人工の浮島「ウロス島」。そんなおとぎの国の話のような島が、チチカカ湖には現在およそ40個ほど存在すると考えられています。起源ははっきりしていませんが、一説に現在のボリビア・ウルウル湖周辺で暮らしていた民族が、15世紀ころ第9代インカ皇帝パチャクテックの軍に攻め入られ、ティティカカ湖の浮島に逃げ込んだのだとか。

島の寿命は20年前後。そこで暮らすアイマラ族やケチュア族などの島民が、生えてきた「トトラ」を刈り取っては敷き詰め、補修しながら生活をしています。しかしながら学校や病院、レストラン、商店などの島がひと通り揃っており、生活に困ることはないと言われています。また湖底に固定された島ではないので、雨季などに水位が上昇したとしても浸水の怖れはなく、家族の人数や状況に合わせて簡単に土地を増やしたり、分けたりできる利便性があるとのこと。日帰りツアーが一般的ですが、ウロス島に1泊するツアーもあり、この島への訪問はきっと人生の貴重な体験となるでしょう。

行き方

最寄り空港は、ペルー・フリアカ空港(Aeropuerto Internacional Inca Manco Cápac)。日本からの直行便はなく、アメリカの各都市経由でリマにて乗り継ぎ。経由地にもよるが、所要時間はおよそ20時間~。乗り継ぎのため1泊する場合もあります。フリアカからはツアーボートの発着所のあるプーノへバスまたはタクシーで移動。その所要時間はおよそ1時間。ウロス島までは現地旅行会社のツアーに参加してください。往復およそ2時間+滞在時間およそ1時間が一般的。

ベストシーズン

ベストシーズンは、乾季の4~9月。雨季といっても1日中雨が降り続くわけではありませんが、高地にあるため、気温がぐっと下がります。

現地の楽しみ方

■ウロス島への2つの拠点

「チチカカ湖」は標高3810m、湖面面積およそ8,500㎢と言われ、日本最大の湖「琵琶湖」のおよそ12倍。もっとも深い場所で水深280mあり、汽船などの大型船も航行できる湖としては世界最高所とされています。ウロス島がペルー領のためペルーの湖と思われがちですが、その4割はボリビア領。ペルーの「プーノ」からだけでなく、ボリビアの「コパカバーナ」からもツアーが出ています。国をまたぎますが、互いの町を行き来するバスや船も運行されています。

■チチカカ湖周辺で最大都市「コパカバーナ」

ボリビアの首都ラパスからバスでおよそ3時間の「コパカバーナ」。やはりチチカカ湖にあり、インカ帝国の発祥の地と信じられている「太陽の島(Isla del Sol)」が、、インカの宗教的な巡礼地なだけでなくキリスト教の巡礼地でもあるため、ラパスからのバスやツアーが多く、ホテルやおみやげもの屋も充実。中央広場の近くにある教会のマリア像「コパカバーナの女神(Virgen de la Copacabana)」は必見。

■インカ帝国の発祥の地「太陽の島」

チチカカ湖のボリビア領に浮かぶ「太陽の島」は、インカ帝国の発祥の地と呼ばれ、島にある古い遺跡を宇宙を創造した神ティキ・ビラコチャが太陽をこの地でつくった場所として聖地にしていたようですが、近年の調査でその建設はインカ時代(15世紀ころ)よりずっと昔の西暦400年以前のものと判明。この島には紀元前2,000年ころから人が住んでいたと考えられています。現在の島民はその温暖な気候を利用して主に農業に携わり、トウモロコシやジャガイモ、キヌアなどを段々畑で栽培しています。

■太陽の巫女の島「月の島」

「太陽の島」同様、ボリビア領チチカカ湖に浮かぶ「月の島」は、太陽であるインカ帝国の王に仕える巫女になるための教育に使われていた場所とされ、島内にはバージンの神殿と呼ばれる遺跡があります。現在、およそ80人の島民が暮らし、「太陽の島」に行くツアーでは大体この「月の島」にも立ち寄ります。

■太陽の花「タキーレ島」

ペルー領「ウロス島」に行くツアーに、ほぼもれなくついてくる「タキーレ島」観光。全長およそ6kmという小さな島にもインカ時代の遺跡があったり、島民が段々畑でキヌアや芋を栽培していたりします。また伝統的な衣装に見られる色鮮やかな織物もこちらの名産で、島の青空市場でも売られています。スペイン人に「タキーレ島」と改名される前は、「インティカカ(太陽の花)」と呼ばれていた通り、色とりどりの綺麗な花々が咲き乱れる美しい島です。