ティンプーツェチュ

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

ブータン

Thimphu Tshechu

ブータン・ティンプー

9~10月

お祭りの特徴

ブータンの首都ティンプーで催される「ツェチュ祭り」。首都で行われるだけあって、その規模は最大と言われ、ブータンの秋の風物詩となっています。祭りは僧侶たちの祈願で始まり、祈願で終わります。メインは僧侶たちによる「チャム」という舞い。密教教義の裏づけのある舞踏で、役になりきるため仮面をかぶって躍動的に踊ります。チャムとチャムの合間には、村人の素朴な歌や民族舞踊、道化師アツァラによる寸劇なども披露されます。運が良ければ、「見るだけで功徳が積める」と言われる大仏画トンドルを拝むことができます。

お祭りの歴史

西暦800年前後にブータンにチベット仏教をもたらしたとされる聖者グル・リンポチェ。彼の生涯で起こった重大な出来事は必ず「10日(ツェチュ)」に起きたとされ、各月の10日にその月に該当する出来事の法要を行います。また、「月の10日にツェチュ祭りのあるところには必ず戻ってくる」という言葉を残したとも言われ、ツェチュ祭とは、聖者グル・リンポチェを再び目の前に拝み法要を行う、1年のうちでもっとも大切な日です。

パレード

パレードはありません。

旅行者の参加

ブータンの人々も敷物とお弁当を持参して「チャム」を観賞しています。いっしょに楽しみましょう。

準備するもの

ブータンではゾン(城)や寺院では正装することになっており、ツェチュ祭りにも民族衣装で参加します。最近は観光客用のレンタルショップもありますから、ぜひチャレンジしてみてください。

現地の楽しみ方

■ティンプーの守り神を祀る「チャンガンカラカン」

敬虔なチベット仏教ドゥルック派の信者の多いティンプーにある御堂「チャンガンカラカン」。ご本尊は十一面観音菩薩像ですが、その左手に「ドムツァ」と呼ばれるティンプーの街を守る神様の像が置かれていて、ティンプーの人々は子どもが生まれたらまずここに連れて来て、ドムツァにお祈りを捧げると言われています。

■ブータンの国獣「ターキン」

インド北東部や中国・四川省、チベット自治区、ブータンなどに生息するウシ科の一種「ターキン」。通常は標高3,000m以上の森林に生息する動物ですが、ブータンでは国獣とされ、ティンプーの街には「ターキン保護区」があります。ここでは10頭ほどのターキンが飼育されており、フェンス越しにその愛らしい姿を見ることができます。

■サブジ・バザール

週末のティンプーでもっともにぎわいを見せるのが「サブジ・バザール」。「サブジ」とは野菜という意味ですが、ヤクなどの干し肉やチーズ、トウガラシ、フルーツ、スパイス、そしてブータンでは珍しい干し魚なども売っています。昔ならではの量り売りが基本で、活気にあふれる市場は歩いているだけでも楽しむことができます。

■ブータンの名産品

ブータンの名産品として一番人気は、色鮮やかな染織物。ティンプーには織物博物館があり、通常ではなかなか目にする事が出来ない王族ゆかりのキラを見ることもできます。また古来から伝わる手すき紙「デショー」も有名で、デショーのレターセットやカレンダーを旅の記念やおみやげ品として購入する人も多いです。

■ブータンの食文化

ブータン料理は、全体的に唐辛子のよくきいたかなり辛めが特徴。主食は米で、魚はあまり食べず、干し肉や干し野菜、そして乳製品を使った料理が一般的です。例えばブータン版のおふくろの味「エマ・ダツィ」とは唐辛子のチーズ煮込みのこと。「ケワ・ダツィ」ならそこにジャガイモが入り、「シャモ・ダツィ」ならキノコ入り。チベットやネパールでも見かける「モモ」という餃子も、唐辛子ペーストでいただきます。