​黒部峡谷

日本の景色 100選

富山県

富山県  黒部峡谷

(Kurobe Keikoku)

日本一深いV字峡谷「黒部峡谷」。飛騨山脈(Hida Sanmyaku)のほぼ中央「鷲羽岳(わしばだけ)」に源を発し、長さおよそ86km、標高差およそ3,000mの黒部川の中ほどにあり、流域はほぼ豪雪地帯。そのため黒部川はつねに水量が多く、かつ急こう配ゆえの急流。立山・剱岳・薬師岳などの立山連峰と、白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰の間を浸食しながら富山湾へと流れていきます。その荒々しい姿を間近で見るには、黒部峡谷鉄道「トロッコ電車」をご利用ください。トロッコ電車でしか行けない秘境がそこにはあります。

ベストシーズン

観光シーズンはトロッコ電車が運行している4月下旬~11月下旬。例年紅葉は欅平駅周辺で10月下旬ころ、宇奈月駅周辺で11月中旬ころが見ごろです。

行き方

最寄り空港は富山空港。黒部渓谷トロッコ電車の始発駅「宇奈月」までは北陸自動車道を使って車でおよそ51分。またはリムジンバスで富山駅前へ行き、富山地鉄本線で宇奈月温泉駅まで行くこともできます。羽田空港をご利用の方は北陸新幹線はくたかのJR黒部宇奈月温泉駅で富山地鉄本線に乗り換えも可。

現地の楽しみ方

■トロッコ電車(Torokko Densha)

もともとは黒部川上流への建設資材や作業員輸送のための貨車。黒部渓谷の探勝を希望する人々の声に応え、昭和46年(1971年)より黒部峡谷鉄道として運行しています。普通客車は当時の面影を残す横窓のない車両を使用していますので、防寒、防風、雨具があると安心です。宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅まで全長およそ20.1kmを片道およそ1時間20分かけて走ります。なお豪雪地帯のため例年11月下旬~4月下旬ころまで冬季休業となります。

■宇奈月温泉(Unaduki Onsen)

北陸屈指の名湯「宇奈月温泉」は、黒部川上流の黒薙温泉を源泉とし、開湯以来、多くの文人墨客に愛され続けています。泉質は美肌の湯として有名なアルカリ性単純温泉で湯量も豊富。地元の名水で仕込んだ地酒や地ビールも堪能できます。

■黒薙温泉(Kuronagi Onsen)

黒部峡谷同様、トロッコ電車でしか行けない深山幽谷の秘湯「黒薙温泉」。毎分2,000リットルの良質で豊富な湧出量を誇り、ふもとの宇奈月温泉郷の湯量すべてをまかなっています。なので泉質は宇奈月温泉と同じ、美肌の湯として有名なアルカリ性単純温泉です。

■欅平駅周辺観光

トロッコ電車の終点「欅平駅(Keyakidaira Eki)」周辺は徒歩で気軽に散策することも可能です。徒歩およそ10分の「川原展望台」からは朱塗りの「奥鐘橋」を見上げながら、足湯につかることもできます。展望台から奥鐘橋までは歩いておよそ5分。また「人喰岩」と呼ばれる奇岩や「猿飛峡」と呼ばれる名勝などもあり、撮影はもちろん大自然を満喫できるスポットがいっぱいです。

■黒部ルート見学会

黒部川のもうひとつの観光スポット「黒部ダム」。黒部渓谷のさらに上流とはいえ、通常は富山・立山方面もしくは松本・信濃大町方面からの「立山黒部アルペンルート」を利用します。しかし黒部ダムで水力発電事業を営む関西電力の「黒部ルート見学会」の公募に当選すると、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の終点「欅平駅」から黒部ダムまで行くことが可能です。例年倍率はおよそ5倍。片道のみという制約はありますが、通常運行されていないトロッコ電車の旅は希少です。詳細は関西電力HP(http://www.kepco.co.jp/)内の「黒部ルート見学会のご案内」にてご確認ください。

■ご当地グルメ

富山(Toyama)の定番の味といえば「ます寿し」。若笹のさわやかな香りと満開のサクラを思わせる薄紅色のマスが食欲をそそる郷土料理です。また富山湾は一年中を通してさまざまな魚介類があつまる天然のいけすとしても知られています。春にはホタルイカやシロエビ、夏から秋にかけては岩ガキやバイ貝、冬には「氷見の寒ブリ」や紅ズワイガニ、甘エビなどが旬を迎えます。

■体験アクティビティ

寒ブリで有名な氷見漁港(Himi Gyoko)にほど近い「光久寺(Kokyuji)」には、およそ300年前に加賀藩御用達の造園師が作庭した回遊式庭園があり、その素晴らしい茶庭を眺めながらのお抹茶体験ができます。お申込み・お問合せは光久寺(TEL:0766-91-1690)まで。

​※観光局・お問合せ先

富山県観光振興室:https://www.info-toyama.com/inquiry/index.cfm