三佛寺投入堂

日本の景色 100選

鳥取県

鳥取県  三仏寺投入堂

(Sanbutsuji Nageiredo)

鳥取県(Tottoriken)のほぼ中央にある三徳山(標高およそ900m)に境内を持つ山岳寺院「三徳山 三佛寺(みとくさん さんぶつじ)」は、その垂直に切り立った断崖絶壁のくぼ地に建つ「投入堂(なげいれどう)」と呼ばれる奥の院で広く知られています。寺伝によれば、開山者の役小角(えんのおづぬ) の法力によりお堂が投げ入れられたとされていますが、現在にいたってもなおその建立方法は不明。2001年に行われた年輪年代測定によって「納経堂」とともに平安時代後期に建てられたらしいということまでしか分かっていません。

ベストシーズン

投入堂参拝登山は積雪のため例年12~3月までできません。4月の上旬に行われる開山式にあたる開山法要および慶雲入峰修行が終了後、入山可能となります。

行き方

最寄り空港は鳥取砂丘コナン空港。三佛寺投入堂までは車でおよそ47分。またJR倉吉駅まで空港バスも出ています。JR倉吉駅からは路線バスでおよそ40分です。東海道新幹線のぞみをご利用の方は、JR京都駅でJR山陰本線に乗り換え、JR倉吉駅で下車。

現地の楽しみ方

■三徳山(Mitokusan)

三佛寺にはその名の通り、 阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来の三尊の像が安置されていますが、もともとはこの「三徳山」がご神体であったと考えられ、霊験あらたかに多種多様な植物化石が産出されています。本堂裏から投入堂までの急峻な斜面には、一部参拝者のための鎖を張った登山道が整備されていますが、手つかずのウラジロガシやブナの原生林やハコネシダなどの絶滅危惧植物の貴重な生息地となっています。

■三徳山宝物殿

三徳山には多くの仏像が平安時代に奉納され今に残されています。開山者とされる「役小角」は日本の修験道の開祖とも言われ、修行を妨げる悪魔を押さえ修験者を導く守護神「蔵王権現」の古い立像が多数存在します。日本最古と位置づけられていた像は年輪年代法により伐採年代が1025年と確定されました。この像が見られるのは毎年7月18日に行われる夏のお会式(えしき)だけです。

■炎の祭典(秋のお会式)

三徳山では毎年10月の最終日曜日に「炎の祭典(秋のお会式)」が行われます。ホラ貝の音とともに人々の願い事が書かれた護摩木を山伏行者の手で火中に投じるとその願いが叶うという古来からの修験道行事にのっとっています。最大の見せ場はその燃え盛る火の上を素足で歩くという火渡り神事。これは修験道の秘術で、身体健康、病気平癒、大願成就等厄除の秘宝です。

■鳥取砂丘(Tottori Sakyu)

鳥取県のシンボルであり、観光砂丘として日本最大の「鳥取砂丘」。その広さは南北およそ2.4km、 東西およそ16km、最大高低差はおよそ90m。すり鉢状のくぼ地の壁には風速5~6mほどの風によって描かれた風紋(ふうもん)が見られ、底部には「オアシス」と呼ばれる地下水が湧出していることもあります。これまでの最大のオアシスは2017年にできた広さおよそ5430㎡、水深およそ1.4mです。三徳山三佛寺から車でおよそ1時間です。

■名探偵コナンの里(Meitantei Konan no Sato)

JR倉吉駅からJR山陰本線でおよそ9分のJRコナン駅(由良駅)のある北栄町は、人気アニメ「名探偵コナン」の作者のふるさと。「コナンの里」という愛称で、グッズはもちろん、ここにしかないコナンの展示物がいっぱい。なお鳥取砂丘コナン空港では、「コナンと蘭のコスチューム試着コーナー」があります。コナンの服はコナンサイズなので子供のみの試着となりますが、蘭の服なら大人の女性でもOKです。

■ご当地グルメ

倉吉(Kurayoshi)と言えば、老舗和菓子店「石谷精華堂」の「打吹だんご」。地元のもち米粉に蜜を入れ、練って、蒸して、また練ってを繰り返すこと8時間。そうしてでき上がった餅を白あん、小豆あん、抹茶あんの三種のあんで包んだ素朴で愛らしい三色串団子です。

※観光局・お問合せ先

鳥取県観光連盟:http://www.tottori-guide.jp/cgi-bin/mail-form/index.cgi