祖谷渓

日本の景色 100選

徳島県

徳島県  祖谷渓

(Iyadani)

暴れ川で知られる吉野川の支流「祖谷川」の上流にある「祖谷渓(いやだに)」は、日本三大秘境のひとつと言われ、平家の隠れ里とされています。実際、全国でも有数の豪雨地帯で樹木が生い茂る上、全長10kmは軽くある深いV字谷には山麓にへばりつくように建つ住宅が点在するさまは、深山幽谷。そしてそこにかかる植物のツルを編み上げてつくられた「かずら橋(Kazurabashi)」には、追手が来たら切り落としたというまことしやかな伝説もあります。現在は通称「祖谷街道」と呼ばれる1車線の国道32号が山中を走り、秋には燃えるような紅葉が訪れる人々を迎えてくれます。

ベストシーズン

紅葉の見ごろは例年11月上旬から中旬にかけて。「かずら橋」周辺では夜間にライトアップされた幻想的な風景を見ることもできます。

行き方

最寄り空港は徳島空港。祖谷渓までは徳島自動車道を使って車でおよそ1時間57分。JR徳島駅までは空港バスが出ています。JR徳島駅からは特急「剣山(つるぎさん)」または「むろと」にてJR阿波池田駅駅へ。祖谷渓までは路線バスが運行しています。

現地の楽しみ方

■祖谷のかずら橋

「祖谷渓」にかかる観光吊り橋で、現在は安全のためワイヤーロープを使用していますが、従来はツル植物のシラクチカズラなどの植物をワイヤー状に編み使用。17世紀に記された古文書によると、当時は7~13のかずら橋が存在したとされています。現在は西祖谷と東祖谷(奥祖谷)の2ヶ所に設置され、特に東祖谷のものはかずら橋が2本並んでかかっており「二重かずら橋」と呼ばれています。西祖谷のかずら橋までは祖谷渓から車でおよそ10分、二重かずら橋までは車でおよそ1時間です。

■大歩危峡(おおぼけきょう)

日本三大暴れ川の1つ「吉野川」の水蝕でできた「大歩危峡(Obokekyo)」。夏季には今にも崩れ落ちそうな断崖を横目にスリル満点のラフティングやカヤックを楽しむ人々で大変にぎわいます。両岸には奇岩や怪石も多く、大歩危峡遊覧船は100年以上の歴史をもつ人気の観光船です。また大歩危峡から数km下流には「小歩危峡(こぼけきょう)」と呼ばれる日本一の激流域もあります。大歩危峡までは祖谷渓から車でおよそ20分、小歩危峡(Kobokekyo)までは車でおよそ27分です。

■吾橋(あはし)雲海展望台

2015年にできたばかりの「吾橋雲海展望台(Ahashi Unkai Tenbodai)」。視界を遮っていた杉の木を伐採してつくられた幅6m×長さ4mのウッドデッキは無料開放されており、早春の3~4月と秋の10~12月は雲海観賞ができると人気を呼んでいます。昼間は大歩危峡や祖谷渓はもちろん高知方面まで見渡せる絶景ポイントです。祖谷渓から車でおよそ35分です。

■大歩危・祖谷渓温泉郷

全国でも有数の豪雨地帯ならではの豊富な温泉湧出量をほこり、大歩危峡や祖谷渓の絶景を眺めながら身体の芯までいやすことのできる贅沢な温泉です。泉質はアルカリ性単純硫黄温泉です。

■ご当地グルメ

祖谷渓と言えば「祖谷そば」が有名ですが、吉野川の清流でとれた鮎やアメゴの塩焼きも、この地ならではの逸品。 また「でこまわし」と呼ばれるほどいも(じゃがいも)、豆腐、こんにゃくの串刺しをみそだれで炭火焼きした田楽も素朴な味わいで人気があります。

※観光局・お問合せ先

三好市観光案内所:https://www.miyoshinavi.jp/10contact/