ダディンジュ祭り

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

ミャンマー

Thadhingyut Full Moon

ミャンマー各地

10月の満月の日

お祭りの特徴

長い雨季が明け、解放された人々が親や親せきの家を回ったり、街をイルミネーションで飾ったりして祝う伝統的な習慣。ミャンマー各地で花火が上がり、紙風船を空に飛ばして大変賑やかになるため、観光客にも人気があります。また雨季の間に籠っていたのは市民ばかりでなく、僧侶たちも寺院に籠り修行をしていました。タディンジュ満月から翌月のタザウンモン満月の間に僧侶に袈裟を寄進する風習もあり、その袈裟が1日で織られたもの(マトーティンガン)でなければならないことから、夜通しの機織り競争なども行われます(カティン祭り)。

お祭りの歴史

ミャンマーでは、雨季の7月~10月の間は安居期間(うあんご)と呼ばれ、お釈迦さまが天に行かれているため、一般的に引越しや、旅行、結婚を控える風習があります。そのお釈迦さまが地上に帰ってくるのが、雨季明けの10月の満月の日(アビタマー日)。本来、街中に照らされる灯りは、お釈迦さまの足下を照らし招き入れるための役割を果たしていると言われています。

パレード

パレードはありませんが、ヤンゴンの「シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)」や、マンダレーの「マハムニダ・パゴダ (Mahamuni Pagoda)」「チャイティーヨー・パゴダ(ゴールデン・ロック)」などのミャンマー仏教の聖地や巡礼地を参拝する人の波は半端ありません。

旅行者の参加

期間中のさまざまなパゴダ(仏塔)の参道は無数のろうそくが輝き壮観ですが、ゆっくりと観光を楽しみたいならダディンジュは避けた方が無難です。また火災予防のため名物だった夜間の紙風船とばしも、近年は政府により規制されています。

準備するもの

期間中のミャンマーは乾季に入り、夜間でも25度を下回らない日がありますので、暑さ対策と日差し対策を忘れずに。

現地の楽しみ方

■チャウセ「象のダンス祭り」

ミャンマーの首都ネピドーから北へおよそ300kmのチャウセの街では、このダディンジュ祭りの間、象のダンス祭りが行われます。象と言っても本物の象ではなく、竹と紙と布でできた象の人形のことで、リズムに合わせて動かし、その美しさや踊り方などを競います。伝統的なものから子供がつくったものまで、老若男女が参加し楽しめるお祭りです。

■ミャンマ―伝統の紙風船祭り「ダザウンタイ灯明祭」

インレー湖のあるシャン州の町タウンジ―では、毎年11月に大きな紙風船を熱気球のように飛ばす祭りが行われています。そもそもは天国にいる神霊をこの紙風船の灯りで照らすという信仰に基づいたもので、紙風船も神聖なパゴダや白鳥、竜、象などの形をしています。最近では紙風船のコンテストも行われ、海外の観光客からも注目されています。

■インレー湖上にそびえる水上寺院「ファウンドーウ寺院」の祭り

インレー湖の湖上には、インダー族の住居の他に、「ファウンドーウ寺院」と呼ばれる巨大な水上寺院が建っています。本堂には金色に輝く5体の仏像が祀られ、人々の生活を静かに見守っています。それが毎年9月ないしは10月に行われる「ファウンドーウ祭り」では一転。カラウェイと呼ばれる伝説の船に乗せられ、インレー湖周辺の村々をにぎにぎしく回るのです。足漕ぎ船の競争などの様々なイベントも同時に繰り広げられるため、海外からの観光客にも人気のお祭りとなっています。

■秘境の「カックー遺跡」のお祭り

インレー湖の東側の山の中に暮らすパオ族の村にある「アーナンダパゴダ」は、お釈迦さまの従弟アーナンダと同じ名前を持つことから、パオ族以外の人々からも厚い信仰が寄せられるパゴダです。南の門の奥に坐する仏像は、遠くから眺めるほど優しく微笑まれて見えることで有名で、これは王族や宮廷の人たちと違って遠くからしか参拝できなかった一般の国民へ向けたもので、近くで参拝するものには厳しい顔で彼らを優しく治めるよう諭されているからと言われています。2000年より外国人に公開が始まった「カックー遺跡」の中にあり、毎年1月に催されるお祭りには大勢の人が訪れます。

 

※「カックー遺跡」の中には2016年4月の台風による被害からの修復が一部進んでいないところもあります。

■ミャンマーの水掛け祭り「ダジャン」

水掛け祭りはタイのソンクランが有名ですが、ここミャンマーでも行われます。ヒンドゥー暦を採用しているミャンマーで正月にあたる4月12日ころに例年行われます。正月らしく入念に飾り、音楽で盛り上がった街中をふらふらとしようものなら、容赦なく水を掛けられます。そうして前年におこった良くない出来事や行いを洗い流し、気持ちよく新年を迎えようというお祭り騒ぎです。