​サンクトペテルブルグ

世界の 美しい街・絶景の街

ロシア

 Ru-Sankt Peterburg

帝国ロシアの最後の王朝ロマノフ朝の帝都として、近世にその名を轟かせた「サンクトペテルブルグ」。ネヴァ川の河口を埋め立ててつくられた人工的な街は、ピョートル大帝の悲願がかなって西洋近代化が進められ、エカテリーナ2世の代で芸術都市として花開きます。

 

世界三大美術館のひとつ「エルミタージュ美術館(冬宮)」やエカテリーナ宮殿をはじめとする絢爛豪華な宮殿や庭園の他、聖堂や教会、要塞や砦といった人工的な建造物から、サンクトペテルブルグ周辺の河川や湖、森、丘、街道などの自然まで、近世ロシア文化として世界遺産に登録されています。

またロシア貴族出身で世界の文豪であるツルゲーネフがその作品に表した通り、サンクトペテルブルグで活躍することは一流の条件であり証でもあり、その文化意識や水準は現代においても高いものがあります。時間の許す限り、オペラやバレエ、音楽、文学、美術などの芸術に触れてみることをおすすめします。

行き方

最寄り空港は、サンクトペテルブルク・プルコヴォ空港。日本からの直行はなく、モスクワまたはヨーロッパの各都市から乗り継ぎ。

ベストシーズン

ベストシーズンは、白夜期にあたる6~7月。晴天が続き、過ごしやすくなります。夏季でも1日の寒暖差が大きいので、長袖や上着、雨具があると安心です。

現地の楽しみ方

■ネヴァ川&運河クルーズ

ロシアを西欧風の近代的な街にしたい!そう考えたピョートル大帝の頭の中には、アムステルダムやベネチアのような運河のある街並みが浮かんでいたそうです。世界遺産に登録された「サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」の中にも挙げられている通り、この街の美観には雄大なネヴァ川や運河、大理石の河岸通り、橋は欠かせません。おなじみの「エルミタージュ美術館」や「ピョートル大帝の夏の宮殿」、「ペトロパヴロフスク要塞」などの建造物も、改めてその建築美が確認できます。

■ペトロパヴロフスク要塞

ネヴァ川河口近くにあるザーヤチ島には、要塞という名の監獄があります。周囲を厚い壁で囲み、レーニンやドストエフスキーなどの失脚した政治家や思想家たちが投獄されたと言われています。敷地内中央にはサンクトペテルブルグで一番高い建造物「ペトロパヴロフスク聖堂」があり、ピョートル大帝からニコライ2世までの歴代の皇帝やその家族が埋葬されています。高さおよそ122mの聖堂が一番高いことからも分かる通り、サンクトペテルブルグには高い建物がありません。ここから出ているヘリコプターのツアーは、上からサンクトペテルブルグを見下ろす貴重な体験となるでしょう。

■ロシア正教会の大聖堂「聖イサアク大聖堂」

サンクトペテルブルグの中心に威風堂々と建つ「聖イサアク大聖堂」。ギリシャ十字の建物の中央部に巨大ドーム、四方に小ドームを配置するロシア・ビザンチン建築様式を基本に新古典主義の正面デザインを取り入れた存在感あふれるたたずまい。ドームの高さはおよそ101.5m。その下の柱廊部分は展望台になっており、サンクトペテルブルグの街を一望できます。

■デカブリスト広場(元老院広場)の「青銅の騎士像」

エカテリーナ2世からピョートル大帝に贈られたことで有名な、馬にまたがるピョートル大帝の勇壮な姿の銅像「青銅の騎士像」。ここサンクトペテルブルグでは、この像がある限り街の安泰が守られるという言い伝えがある守り神的な存在。しかもその台座はなんと重さ1,250t。人の手で運ばれたものとしては最大級とされ、わざわざフィンランド湾から運んできたのだと言われていて必見です。

■サンクトペテルブルクの食文化

夏季でも最高気温が22~23度と言われるサンクトペテルブルグ。昔から冷えた身体を温めるスープが好まれ、日本でも有名な赤いビーツのスープ「ボルシチ」をはじめ、トマトベースでレモンの酸味がきいた「サリャンカ」、スズキやタラなどの白身魚とジャガイモ、玉ねぎを煮込んだ「ウハー」、キャベツベースで肉や野菜がごろごと入った「シチー」など、レストランにはたくさんのスープのメニューが並んでいます。一般的に少し酸味のあるあっさり味がサンクトペテルブルグ料理の特徴です。