富士山

日本の景色 100選

静岡県

静岡県  富士山

(Fujisan)

誰もが知る日本1の山「富士山」。独立峰で優美なたたずまいには今や日本人だけでなく、海外からの登山客・観光客からも絶大なる人気を集めています。年間500万人以上の人が登山をし、太陽や月との重なりを「ダイヤモンド富士」や「パール富士」と言っては写真におさめ、関心のない人はいないと言っても過言ではありません。2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産にも登録されました。

ベストシーズン

富士山の開山期間は7月上旬~9月上旬です。登山道は残雪状況や気象情報等により変更または通行止めとなることがありますので、最新の情報をよく確認して登山計画を立てましょう。

行き方

登山口によりアクセスは変わります。山頂までの距離が一番短いのは「富士宮ルート」をご利用の方は、JR東海道新幹線こだま「新富士駅」から登山バスで富士宮口五合目へ。山小屋の多い初心者向けの「吉田ルート」をご利用の方は、JR中央本線「大月駅」で富士急行線「河口湖駅」または「富士山駅」から登山バスが出ています。

現地の楽しみ方

■富士山本宮浅間(せんげん)大社

古来より山岳信仰の対象とされ、霊山と言われてきた「富士山」。山頂に鳥居が建つことからも知れるように、富士山はふもとの「浅間大社(Sengen Taisha)」のご神体であり、その山頂は「奥宮」とされています。浅間大社の創建は景行天皇40年(110年)、現在の地に移されたのは天応元年(781年)の富士山の噴火直後とされています。毎年7月1日に行われる「お導開き(おみちびらき)」はこの浅間大社の神事のひとつです。

■富士のお鉢めぐり

富士の山頂の火口部は8つの峰が並ぶ険しい尾根道となっています。その道のりはおよそ3km。それを順番にたどる「お鉢めぐり」は「お八めぐり」とも言われています。またその8つの峰は仏陀が坐る八枚の弁をもつ蓮華にたとえられ、「八葉」と呼ばれることもあります。

■赤池(Akaike)

富士山のふもとには東から山中湖(Yamanakako)、河口湖(Kawaguchiko)、西湖(Saiko)、精進湖(Shojiko)、本栖湖(Motosuko)と、富士の伏流水をたたえる5つの堰止湖「富士五湖(Fujigoko)」があります。そして精進湖の南東には大雨が降って増水したときにだけ現れる「赤池」があります。普段は富士山から流れ出た赤い溶岩のくぼ地にうっそうと木々が生えた状態ですが、そのときが来ると直径50mほどの湖ができると言われています。周期的に現れるものでもなく、1998年、2004年、そして2016年に確認されているようです。

■柿田川(Kakitagawa)

富士山のふもとを流れる全長わずか1.2kmの「柿田川」。この川の水も富士の伏流水と言われ、幾重もの地層を通ることで濾過され、「日本三大清流」のひとつとして数えられています。さらに希少なことに、澄み切った水にしか育たない「ミシマバイカモ(三島梅花藻)」が川底に自生し、6~7月になると梅のような5弁の白い花を咲かせます。

■ご当地グルメ

「富士宮ルート」をご利用の方におすすめは、何と言ってもB-1グランプリ殿堂入りを果たした「富士宮やきそば」。具材に肉かす(油かす)を使い、サバやイワシの削り粉を振り掛けて食べるのが特徴。また「吉田ルート」をご利用の方におすすめは、同じくB-1グランプリでゴールドグランプリに輝いた「鳥もつ煮」。鶏の砂肝・ハツ・レバー・きんかん(産まれる前の卵)を濃い醤油だれで甘辛く照り煮したもので、日本酒はもちろんご飯や山梨名物「ほうとう」にもぴったりの味わいです。

※観光局・お問合せ先

静岡県富士山世界遺産課(富士宮ルート):054-221-3747
山梨県世界遺産富士山課(吉田ルート):055-223-1330