​首都圏外郭放水路

日本の景色 100選

埼玉県

埼玉県  首都圏外郭放水路

(Shutoken Gaikaku Housuiro)

国道16号の地下およそ50mに建設された長さおよそ6.3kmの地下放水路「首都圏外郭放水路」。大雨後の川の氾濫や洪水を防ぐために全国各地に放水路や貯水池などが設けられていますが、一般的なのは地上に設けるタイプ。けれどこちらは水脈や地形特性などから地下河川方式を採用しています。運用は河川の水位が上がったとき。それ以外の未使用時には防災意識を高めるため、地下にある広大な調圧水槽の見学会が催されています。ギリシャ神殿を思わせるような太い石柱が建ち並ぶ姿は「地下神殿」と形容されています。

ベストシーズン

見学できるのは未使用時。「首都圏外郭放水路」のある春日部市近郊の当日の天候がよくても、上流域で水位が上がれば当然、下流域も影響が出ます。開催が決まっても当日の川の状況次第で突如中止の場合があります。水位が上昇しやすい梅雨や台風、秋の長雨などは予め避けた方が無難です。

行き方

最寄り空港は羽田空港。首都圏外郭放水路までは首都高速湾岸線を使って車でおよそ1時間8分。空港リムジンバスまたは電車でJR大宮駅へ。東武野田線に乗り換え南桜井駅下車。首都圏外郭放水路までは春日部市コミュニティバス「春バス」が運行しています。

現地の楽しみ方

■クレヨンしんちゃんの街「春日部」

日光街道の宿場町「春日部(Kasukabe)」。粕壁宿の面影が残る歴史ある街ですが、今や世界的規模で人気を集めるアニメ「クレヨンしんちゃん」の野原一家が住んでいる町として有名です。春日部駅西口から徒歩およそ4分のララガーデン春日部の3階には「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ ブリブリシネマスタジオ」なる親子で楽しめるアミューズメント施設もあります。ちなみにしんちゃんとみさえさんがよく買い物に行く「サトーココノカドー」のモデルのイトーヨーカドーも西口にあります。ララガーデンから徒歩でおよそ10分です。

■百畳敷春日部(宝珠花)の大凧

毎年5月の3日と5日に江戸川河川敷で開催される「大凧あげ祭り」。この時に揚げる大凧は和紙と竹で3ヶ月かけて大凧文化保存会の会員によって作られます。まず大凧を前にその年に初節句を迎える子どもたちの健康と幸福な成長を願う儀式が行われ、その後、上若と下若それぞれの大凧をあげます。子どもたちの健やかな成長を願い市民一体で開催される祭りです。なお間の4日には「マラソン大会」が行われます。

■牛島の藤「藤花園」

およそ1,200年前に弘法大師がお手植になったと言われる藤が、今もなお長いものでおよそ2mの花房をつけ、私たちの目を楽しませてくれます。藤棚の面積はおよそ700㎡。この由緒ある藤の木(藤棚)とともに、大小色ちがいの藤や樹齢500余年の松の老木、アヤメ、ツツジなどが園内に風致を添えています。開園はこの藤の満開時の4月下旬~5月上旬のみとなっています。

■ご当地グルメ

藤花園の藤の花より採取した花酵母を使用した本格焼酎「藤の彩」。麦・米2種類あり、春日部市内限定で販売されています。また藤の郷にふさわしく藤色の「藤うどん」も自慢の一品です。藤色の正体は皮も実も紫色をしたアヤムラサキイモ。この芋を粉にして、コシのある埼玉産小麦粉「あやひかり」をこねて作られています。その他、藤にちなんだ和菓子「千年藤」や「藤むらさき」などもあります。

■体験アクティビティ

首都圏外郭放水路のある埼玉県は、静岡、京都と並んで日本三大茶の産地です。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」で知られる狭山市自体は県西部にありますが、首都圏外郭放水路から車でおよそ19分の「おづつみ園」にて、お茶摘み体験ができます。年に一度の新茶摘みをぜひ体験していってください。(お申込み・お問合せ:https://g103.secure.ne.jp/~g103349/contact/index.html)

※観光局・お問合せ先

国土交通省江戸川河川事務所:https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/mail/toiawase.html
 

その他春日部市観光に関するお問合せは春日部市観光振興担当:https://www.city.kasukabe.lg.jp/cgi-bin/formmail/formmail.cgi?d=232