シチリア 春のカーニバル

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

​イタリア

Carnevale di Acireale 

シチリア島・アチレアーレ

2月中旬

(四旬節の3週間前の週末~四旬節の前日)

お祭りの特徴

イタリアの4大カーニバルのひとつに数えられ、イタリアだけでなく世界中の見物客でにぎわう「アチリアーレ・カーニバル」。町中が派手なイルミネーションで飾られ、町の入口から中心のドォーモ広場に近づくにつれ人の数も光の量もどんどんと増えていきます。ドォーモ広場に向かう途中、並々ならぬ熱意で凝った仮装をした地元の人々から紙吹雪やスプレーをかけられ、それだけでも十分楽しめます。しかしカーニバルはそこから。時の人や時事問題をモチーフにした紙の山車が音楽隊やダンサーを引き連れ盛大なパレードを繰り広げます。最終日には、そのたくさんの山車の中から最優秀賞が選ばれ、コンサートや花火が打ちあがります。

 

※2016年から生花の山車の引き廻しは、「花祭り」として4月末に別に行われることになりました。

お祭りの歴史

古くからキリスト教では四旬節とそれに続く復活祭前に祝宴を行う慣習があり、この地でも行われていました。20世紀末、当時のイタリア政府が各地の伝統的な文化や祭典の復活に力を入れたことにより、アチレアーレにおけるカーニバルも復活し、ガイドブックにも載らないような小さな街ながら、現在、イタリアの4大カーニバルのひとつとして数えられるまでに成長しました。

パレード

日本のねぶた祭り同様の立体的な人形をのせた山車が通りを練り歩きます。コースが決まっているというよりは、観客を押分けてゆっくり進む感じです。近くにきたら道を空けてあげましょう。

旅行者の参加

観光客は見学のみで、仮装は自由。地元の人の仮装はかなり気合の入った本格的なもので、見ているだけでも十分楽しめます。

準備するもの

冬でも比較的暖かい方ですが、冬服は必要。ここ数年、この時期に雨が降ることが多いので雨具があると安心です。

現地の楽しみ方

■温泉リゾートの街「アチレアーレ」

世界でも活動的な火山の一つ「エトナ火山」のふもとに位置する「アチレアーレ」は、ローマ時代から温泉療法の街として知られています。州立のアチレアーレ温泉はその鉱水を使い、主に美肌や婦人科系によいとされる美人の湯として人気です。

■アチレアーレの食文化

シチリア料理の特徴と言えば、海の幸をふんだんに使ったシーフード料理。特にアチレアーレではウニとオリーブオイルのソースでからめたウニのパスタや、名産アーモンドを使ったパスタ、煮込み料理など、新鮮な魚介類や地元の食材をシンプルに調理しています。

■エトナ火山が育むシチリアンワイン

エトナ火山の麓は昼夜の寒暖の差が大きくブドウ栽培に適した気候。非常に冷涼かつ雨の少ない気候のため、土壌はミネラルが豊富で石灰質に富み、ブドウはゆっくり成熟していきます。ワインは近年海外への輸出を開始しましたが、まだそのほとんどが地元で消費されています。エトナ火山の周囲にはワイナリーも多く、時間のある方は足を運んでみてください。

■シチリア有数のリゾート地「タオルミーナ」

イオニア海とエトナ山が一望できる美景の街「タオルミーナ」には、紀元前3世紀頃につくられたシチリアで2番目に大きいギリシャ劇場があります。オープンエアの観覧席からは地中海の絶景が眺められ、今もバレエ公演などが催されています。アチレアーレから車でおよそ45分です。

■シチリア第2の都市「カターニア」

エトナ山のふもとに位置し、これまで何度も噴火や地震で絶望的な被害を被りながらも、見事な復興をとげてきた「カターニア」。建物にに使われている石材をよく見ると黒い部分が見られ、エトナ山の溶岩を利用していることが分かります。18世紀初期に再建された多くの建物はバロック様式を採用し、現在、世界遺産に登録されています。アチレアーレからは車でおよそ30~40分。