七ツ釜

日本の景色 100選

佐賀県

佐賀県  七ツ釜

(Nanatsugama)

玄界灘の荒波にさらされ浸食されてできた7つの洞窟「七ツ釜」。最大のもので間口がおよそ3m、奥行きがおよそ110m。まるで7つのカマドを並べたようなその景観は自然の驚異を存分に感じさせてくれます。そんな七ツ釜を観賞するには「玄海国定公園」の展望台から。さらにもっと間近で柱状節理の珍しい岩石の形状までじっくりと観賞されたい方は、遊覧船をご利用ください。波が穏やかな日には内部まで進んで行ってくれます。

ベストシーズン

玄界灘と言えば「桜鯛(マダイ)」。桜の咲く3月下旬~4月上旬にかけて、この桜鯛も旬を迎え一年中で一番おいしい時期となります。たっぷりと脂がのった身は刺身や塩焼き、あら炊きなど、さまざまな調理法で楽しむことができます。

行き方

最寄り空港は九州佐賀国際空港。七ツ釜までは国道203号線を使って車でおよそ1時間49分。または空港バスでJR佐賀駅へ行き、JR唐津線に乗り換えJR唐津駅下車。唐津駅からは徒歩でおよそ7分です。東海道・山陽新幹線のぞみをご利用の方は、JR博多駅で空港線快速に乗り換えJR唐津駅まで行くこともできます。

現地の楽しみ方

■名護屋城跡(Nagoyajoseki)

1591年~1592年にかけてわずか5ヶ月で完成した巨大な城「名護屋城」。建築当時は大坂城に次ぐ全国2番目の規模にもかかわらず、その偉業を成し遂げたのは文禄・慶長の役(1592年~1598年)の出兵基地であったから。なので名護屋城を中心に半径3kmの範囲には、全国から130を超える大名が集結。陣屋を構築して在陣し、あっという間に人口20万人を超える城下町ができたのです。この日本の歴史上にも類を見ない城と陣屋跡は、現在は博物館として一般に公開されています。七ツ釜から車でおよそ21分です。

■浜野浦の棚田(Hanoura no Tanada)

丸みを帯びた緩やかな弧を描く唐津湾とは対照的に、玄界灘の西側には急傾斜の断崖を深く切り込んだ入り江が続きます。浜野浦海岸もまさにその通りで、しかも浜野浦川の水にも貴重な大地が浸食されています。田んぼさえ確保できれば豊かな実りを迎えられる・・・人々はそのわずかな土地に石を積み、大小283枚の田んぼをつくり上げます。この棚田では現在も「コシヒカリ」が栽培されています。七ツ釜から車でおよそ26分です。

■虹の松原(Niji no Matsubara)

日本三大松原のひとつ「虹の松原」。唐津湾の海浜に続く長さおよそ4.5kmの砂丘におよそ100万本のクロマツが植えられているさまを見れば実感できるはずです。植林が始まったのは17世紀初頭のこと。かの太閤豊臣秀吉も訪れ、その際に騒々しいセミに一喝したため、ここでは蝉が鳴かないのだとか。七ツ釜から車でおよそ41分です。

■唐津温泉(Karatsu Onsen)

「虹の松原」のある唐津湾にそそぐ松浦川沿いにある「唐津温泉」。キラキラと光る川面を眺めながらゆったりと温泉につかって寛いだり、唐津湾にあがってくる新鮮なキスやサバ、イカ、クルマエビなどの魚介類に舌鼓を打ちながら、旅の疲れを癒すことができます。泉質は肌にやさしいナトリウム塩化物泉・硫酸塩泉です。

■ご当地グルメ

佐賀を代表する海の幸として「呼子のイカ」も忘れてはいけません。普通のイカ刺しでは味わえないコリコリとした歯ごたえで甘みもたっぷり。下足を塩焼きや天ぷらにして食べることもできます。またイカを使った珍しいシュウマイはお土産として人気です。

■体験アクティビティ

名護屋城跡の一角にある茶苑「海月」では呈茶(ていちゃ)体験ができます。豊かな自然に囲まれた静かな茶室で、風の音や鳥のさえずり、池の水音に耳を傾けながら、時を忘れてくつろげます。お問合せは「海月(TEL:0955-82-4384)」まで。

※観光局・お問合せ先

唐津観光協会:0955-74-3355