​ローテンブルク

世界の 美しい街・絶景の街

ドイツ

Rothenburg

ドイツのロマンティック街道と古城街道がちょうど交差する街「ローテンブルク」。その地の利と、入り組んだ路地や小さな公園それを取り巻く木組み住宅といった中世さながらのよく保存された旧市街が人気の秘密です。旧市街のシンボルである「レーダー・アーチ」と「マルクス塔」は、街の要塞化が始まった13世紀に建てられた市壁の一部。同時代の遺物としては、聖遺物の聖血を保管する「聖ヤコブ教会」もあります。

ローテンブルクが再び注目を集めたのは、19世紀も後半になってから。それまでは一度、政治・経済の表舞台から姿を消します。しかしそのおかげでまるで17世紀にタイムスリップしたかのような街の外観が保たれ、鉄道の開通とともに戦前からロマン主義の画家や芸術家を中心に人気の観光地となりました。良くも悪くも「最もドイツらしい街」として、今もなおドイツのプロトタイプとしての役割を果たしています。

行き方

最寄り空港は、シュツットガルト空港(Flughafen Stuttgart)。日本からの直行便はなく、フランクフルトやベルリンなどドイツ国内の都市またはヨーロッパの各都市で乗り継ぎ。ローテンブルクまでは車でおよそ1時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、気候がよく過ごしやすい6~9月。ただしもっとも混み合う時期なので、ホテルなど事前の予約や準備は万全に。寒い時期だが、ドイツの一大イベントであるクリスマスマーケットが開かれ街中がクリスマスのデコレーションとイルミネーションで飾られる11月25日ころ~12月22日くらいまでも、おすすめ。

現地の楽しみ方

■旧市街「マルクト広場」の歩き方

ローテンブルクは、市庁舎のある「マルクト広場」を中心に木枠の窓を配した色とりどりの建物が放射状に広がっていきます。手入れの行き届いた建物を眺めながら歩いていくと、マルクス塔や街を取り囲む城壁に行き当たり、あとは城壁に沿って点在する門を目安に歩きましょう。

■ローテンブルクの絶景スポット「タウバー渓谷」

ローテンブルクの正式名称は「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」。「タウバー川の上流にあるローテンブルク」という意味で、その名の通り、街の西側には穏やかなタウバー川が流れています。川の周辺には緑豊かなエリアが広がり、かつてホーエンシュタウフェン家の居城があった「ブルク公園」は人気のスポット。今残っているのは礼拝堂のみ。公園脇の門を抜けた先にある二重橋を渡って対岸から眺めるローテンブルクは、緑の丘に街が浮かび上がるように見えて感動もの。

■中世の街並みや緑の田園風景が続く「ロマンティック街道」

ビュルツブルクからフュッセンまで南北およそ400kmにわたって、中世の街並みやお城、教会、緑の田園風景などが次々と目の前に現れる魅力あふれる観光街道。フランケンワインの産地ビュルツブルクや木組みの家々が並ぶデュンケルスビュール、中世の城壁がよく保存されたネルトリンゲン、フッガー家の栄光を物語るアウグスブルクなど見どころにはこと欠きません。

■ドイツの古城が集中する「古城街道」

ドイツには数えきれないくらいの古城があり、古城巡りは人気のアクティビティ。マンハイムからニュルンベルク、最後はチェコのプラハまで続く古城街道沿いには、「プファルツ選帝侯宮殿」、「ハイデルベルク城」をはじめ、中世の城や貴族たちが優雅に暮らした近世の宮殿、緑に囲まれた山の中腹に建つ城など、美しい古城が目白押し。一部は古城ホテルにもなっています。

■もっともロマンティックなクリスマスマーケット「ライテレスマルクト」

待降節「アドベント(11月30日にもっとも近い日曜日)」の前々日の夕方、鼓笛隊がクリスマス音楽を奏でる中、ライテレ(幸福を持ってくる人)によるクリスマスマーケットの開場宣言でスタート。薄暗い夕闇に灯る無数の明りはこの上なく、ただでさえ美しい街並みが一層の輝きを増します。市が立つのは、市庁舎前のマルクト広場から市庁舎脇の聖ヤコプ教会との間の広場にかけて。通常12月23日まで開催されます。