​プラハ

世界の 美しい街・絶景の街

チェコ

Praha

世界の美しい街のランキングに必ずといっていいほど列挙されるチェコの首都「プラハ」。旧市街にある11~18世紀にかけてのさまざまな時代様式の建築物が多いことに加え、中世ヨーロッパの雰囲気を現在に残し、修繕を繰り返しながら当時の建物をそのまま使い続けることで、街の歴史を継承し残していこうとする精神が、世界遺産の対象となっています。

旧市庁舎の塔からの眺めは、おとぎの国にタイムスリップしたかのよう。街を歩けば毎日教会やコンサートホールで演奏が行われ、「モルダウ」で知られる「ベドルジハ・スメタナ(Bedřich Smetana)」、「新世界」の「アントニン・ドヴォルザーク(Antonín Leopold Dvořák)」などプラハの偉大な作曲家を生み出した「音楽の街」であることが実感できます。

また20世紀を代表するプラハの作家「フランツ・カフカ(Franz Kafka)」の顔写真が街のあらゆるところに掲げられ、彼に続く自らの出自や国民性、属する文化といったものにとらわれない読み手たちに向けて書こうとする現代作家の優れた文学作品に贈られる「フランツ・カフカ賞(プラハ文学賞)」が創設されるなど、「文学の街」としての側面もあります。そうしたあらゆる文化に通ずる味わい深い街だからこそ、毎年大勢の観光客をひきつけ絶賛して帰るのでしょう。

行き方

最寄り空港は、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港(旧ルズィニエ空港)。日本からの直行便はなく、アムステルダムやフランクフルトなどヨーロッパの各都市で乗り継ぎ。経由地にもよりますが、所要時間はおよそ13時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、夏季の5~9月。夏季でも気温はあまり高くなく、乾燥しているのでので過ごしやすい。ただ朝晩は冷えるので長袖や上着があると安心です。

現地の楽しみ方

■世界で一番大きな城「プラハ城」

14世紀半ばに神聖ローマ帝国皇帝カール4世(カレル1世)によって築かれた「プラハ城(Prague Castle)」。カール4世が現在のチェコのボヘミア地方出身であることから、神聖ローマ帝国の首都をここプラハに置き、プラハをローマやコンスタンティノー プルに匹敵するヨーロッパ最大規模の都市にすべく、当時のヨーロッパで名だたる芸術家や建築家たちを呼び集め建設されました。政治経済はもちろん、現代に通ずる芸術・文化、学問などあらゆる分野の種がここに蒔かれたのです。

■完成までに600年の歳月をかけた「聖ヴィート大聖堂」

プラハ城内でひときわ目に着くのが「聖ヴィート大聖堂(Katedrála svatého Víta)」。ボヘミアの守護聖人「聖ヴィート」を祀り、歴代ボヘミア王が眠るプラハ大司教区を統括する大聖堂です。もともとは10世紀に建てられた初期ロマネスク様式の簡素な聖堂。それをカール4世の命により巨大なゴシック様式の大聖堂へと生まれ変わりました。とは言え、宗教改革による混乱により建設はたびたび中断され、大聖堂の完成には実に600年もの歳月を要し、完成 したのは1929年です。 大聖堂の中にはゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式など各時代の建築様式が混在しています。

■プラハを愛し愛されたアール・ヌーヴォー作家「アルフォンス・ミュシャ」

「聖ヴィート大聖堂」を飾る絵画のように美しいステンドグラスのひとつは、プラハ出身のアール・ヌーヴォー作家「アルフォンス・ミュシャ(Alfons Maria Mucha)」によるデザインとされ、そのデザイン画は、地下鉄ムーステク駅から徒歩5分の「ミュシャ博物館」に展示されています。また旧市街の中心部にある「プラハ市民会館」の「市長の間」は、天井や壁の絵、柱の彫刻、ステンドグラス、カーテンの刺繍まで、ミュシャが全ての装飾を無償で施した部屋と言われています。

 

■芸術の街「プラハ国立美術館」

「プラハ国立美術館(Národní galerie v Praze)」とは、プラハにある美術館群の総称。古代からバロック期までのヨーロッパ美術を展示する「シュテルンベルク宮殿(Šternberský palác)」。 中世美術なら「聖アネシュカ修道院(Klášter svaté Anežky České)」。近代のチェコ風景画コレクションなら「ゴルツ・キンスキー宮殿(Palác Kinských)」。現代美術なら「ヴェレトゥルジュニー宮殿(Veletržní palác)」などから成り、その所蔵品の数と質の高さに驚かされるに違いありません。

■一人当たりのビール消費量世界一のチェコのビールフェスティバル

ピルスナービール発祥の地「ピルゼン(プルゼニ)」は、プラハから車でおよそ1時間。その特徴である淡い黄金色ときめの細かい泡、爽快な喉越しは、当時「ビール革命」と言われたほど。そんなピルスナービールを中心としたチェコビールの最大の祭りが、例年5月にプラハ7区のレトナ公園 で開催されます。150種類以上のビールが楽しめ、チェコの肉料理やお菓子も味わえます。