コルドバ  パティオ祭り

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

スペイン

Patios de Cordoba

スペイン・コルドバ

5月

お祭りの特徴

パティオとはスペイン語で中庭のこと。スペインの伝統的家屋にはこのパティオが当然のようにあり、バルコニーや格子窓などを鉢植の花や観葉植物で飾るように、コルドバではパティオを鉢植の花や観葉植物で飾ってきました。その自慢のパティオを観光客含めて一般に公開し、その美しさを競い合うのが「パティオ祭り」。エントリーされたパティオには、見学可能時間内なら中に入って自由に見学できます。例年、入賞者の多いサンティアゴ・サンペドロ地区のパティオは見ごたえがあります。

お祭りの歴史

お祭り自体が始まったのは1918年。現在のようなコンテスト形式になったのは1921年が始まりと言われています。現在は1960年以前の建物部門とそれ以降の建物部門で分けて審査され、それぞれ上位6軒に賞と賞金が贈られます。

パレード

パレードはありませんが、旧市街の広場や街角では夜になるとアマチュアのフラメンコグループが歌や踊りに興じ、多くの見物人で賑わいます。

旅行者の参加

インフォメーションセンターで見学できるパティオのルートマップを手に入れ、どんどんパティオ巡りをしましょう。見学時間は11時から14時までと19時から23時まで。金曜日と土曜日のみ24時までです。人気のパティオは行列ができていたり、昼とライトアップされた夜とでは同じパティオでもガラリと印象を変えるため、時間はいくらあっても足りません。

準備するもの

期間中はベストシーズンにあたり、コルドバがもっとも過ごしやすい季節です。ただ湿度が低い分、日本より少し涼しく感じるかもしれませんので、朝晩などには長袖や上着があると安心です。

現地の楽しみ方

■パティオ博物館の異名をとる「ビアナ宮」

12のパティオと美しい庭園が有名な「ビアナ宮(Viana Courtyards)」。14世紀に作られたビアナ伯爵の邸宅です。中世の趣を残すものから1980年代に新たに建設されたものまであり、各時代の建築様式や暮らしぶり、世相などが垣間見れます。パティオだけでなく、建物の内部にある重厚な調度品や絵タイルなどの豪華なコレクションも見学できます。

■ユダヤ人街で有名な「花の小路」

息をのむような素晴らしいパティオが集まるユダヤ人街は、路地も色鮮やかな花や植物できれいに飾られています。中でも「花の小路」と呼ばれる狭い路地は、両側に建つ家の窓から植木鉢が吊るされ家の白壁を引き立たせている美しい小路で人気があります。

■触れるだけで賢くなれる「マイモニデス像」

コルドバのユダヤ人街にある「マイモニデス像」には、医者で哲学者だったマイモニデスにあやかって、この像を触った後に自分の頭を触ると賢くなるという都市伝説があります。それを聞いた多くの観光客がこの銅像をなでていくため、今では靴の部分がピカピカに輝いています。

■イスラム文化の影響を受けた美しい庭園を持つ「アルカサル」

コルドバ旧市街にある「アルカサル(王宮)」は、ムデハル様式と呼ばれるイスラム教徒の職人たちがキリスト教の装飾法を取り入れた建築様式の宮殿です。パティオではありませんが、アラブ式庭園は一見の価値あり。コロンブスが新大陸航海の資金援助を仰ぐため、イサベル1世とフェルナンド2世のカトリック両王に謁見したのもここで、庭園にはそのときの様子を表現した像が立っています。

■スペインに現存する唯一のモスク「メスキータ」

8世紀後半のイスラム系のコルドバ王国時代に建てられたモスク「メスキータ」。その後、コルドバがキリスト教徒に奪還された後に礼拝堂や大聖堂がつくられ、スペインでは珍しいキリストとイスラムの文化が融合する建造物となりました。なので入口にあるミナレット(イスラム寺院の鐘楼)の先端には守護天使ラファエルの像があったりします。またここにあるオレンジのパティオは、ヨーロッパ最古のアラビア庭園と言われています。建物に入ってすぐの馬蹄型の「円柱の森」も必見です。