パムッカレ

トルコ

地球上に散らばる 奇跡の 絶景・秘境

パムッカレ(Pamukkale)

トルコ西部に広がる白い石灰の棚田「パムッカレ(綿の城)」。昼間は空の色を反射して青く輝き、夕方には夕日に照らされ茜色に染まり、私たちの目を楽しませてくれます。日本同様、火山国であるトルコもまた至るところに温泉が湧出します。その温水中の炭酸カルシウム(石灰)が沈殿しできたのがこのまばゆい純白の棚田。田んぼのあぜにあたる部分は、もともとは流れてきた植物片。そこを越えて流れる温水の石灰分が長い年月をかけて沈積し、現在のような堤ができあがりました。そんな棚田が、トルコの玄関口イスタンブール( Istanbul )から南へおよそ600km下ったデニズリ(Denizli)の街で見られます。

 

この地には、紀元前190年にペルガモン王国の都市として建設された古代都市ヒエラポリス(Hierapolis)の時代から受け継ぐ温泉文化があり、ローマ帝国時代には温泉保養地として繁栄を極めました。今でこそ度重なる地震により廃墟となりましたが、ヒエラポリスの中心であったろう神殿や剣闘士の試合が行われたであろう円形劇場、一度に1,000人が入浴できたとされる大浴場などの遺跡が多く残されています。

そのヒエラポリスを頂に持つパムッカレは、自然環境とそこでの人間の文化的営為が、ともに普遍的な価値を有するものと認定され、ヒエラポリス・パムッカレの名で世界遺産に登録されています。

シーズン

ベストシーズンは4~10月。年平均気温は東京とほぼ同じで、湿気が少なく過ごしやすいと言われています。

行き方

最寄り空港は、デニズリ・カルダック空港。日本からの直行便はなく、イスタンブールで国内線に乗り継ぎ。デニズリ市内からは、車でおよそ20分。

その他見所

​かつては入浴できたパムッカレも、景観保護と温泉資源の枯渇により、一部で入浴制限がされています。そんな中、パムッカレ周辺にある温泉プール「パムッカレ・テルメル」は入浴可能で、しかも底に瓦礫のように沈んでいるのは、ローマ時代の遺跡。ぜひ旅の思い出に触れて帰りましょう。

旅のテクニック

デニズリは交通の要衝で、各地からの長距離バスの連絡も多く、イスタンブールとの間には夜行列車「パムッカレ急行(Pamukkale Ekspresi)」が運行されています。パムッカレ観光後、アンタルヤやフェティエに向かったり、エフェスの遺跡やダルヤンの泥湯温泉に移動したりするのに、使い勝手の良い列車です。