九份

世界の 美しい街・絶景の街

台湾

きゅうふん

台北北部の山あいにある台湾きっての観光スポット「九份老街(きゅうふんらうじぇ)」。細い路地にレトロ調の喫茶店や茶芸館、おみやげもの屋などがところ狭しと建ち並び、まるで時間が止まったようなノスタルジックな街並みが広がります。活気にあふれる昼間ももちろんよいのですが、赤い提灯の灯る夕暮れ時以降に訪れるのがおすすめです。

バスを降り、まず迎えてくれるのが「基山街」。道の両脇に飲食店や雑貨屋などが並び、店員と観光客のかけ合う声で大いに沸き返っています。そうして長い階段をのぼり辿りついた先には、緑豊かな山々と碧くきらめく海が織りなす素晴らしい景色が広がっている展望台があります。

赤い提灯とレトロな雰囲気のお店が連なる、いわゆる九份らしい街並みはその先「賢崎路」と呼ばれる坂道。九份ブームを巻き起こした台湾映画「悲情城市」の舞台と言われる人気の場所です。九份は平日でもかなり混み合いますが、そんなときは茶芸館で台湾名産の甘く香り高い高山茶をゆっくりと飲みながら、旅の疲れを癒してみてください。

行き方

最寄り空港は、台湾桃園空港(台北空港)。直行便でおよそ3時間前後。台北市街から車でおよそ1時間~1時間半。

ベストシーズン

ベストシーズンは、台風が落ち着き天候が安定する11月。マンゴーやパパイヤ、ライチ、ドラゴンフルーツなど南国フルーツが市場に出回る6~8月の夏季は、台風シーズンにあたり、飛行機の欠航情報のチェックが欠かせません。12~3月の冬季はかなり冷え込みますので冬服を忘れずに。また1月、2月、4月、5月、10月は中国の祝日が多く、大陸からの観光客で混雑が予想されます。

現地の楽しみ方

■九份スイーツ「芋圓」

九份観光と言えば、スイーツ&グルメの食べ歩き。中でもぜひ食べておきたいのが、九份名物のお芋を使ったスイーツ「芋圓(芋団子のぜんざい)」。台湾の人々にも人気の老舗店「賴阿婆芋圓(ライアーボー・ユーイエン)」と「阿柑姨芋圓(アーガンイー・ユーイエン)」は、それぞれ九份老街バス停から徒歩5分の基山街と豎崎路を左折した階段の上にあります。

■九份グルメ「肉圓」

椎茸やたけのこ、豚肉、うずらの卵などを入れた肉団子を、米粉やタピオカ粉を使った生地で包んだ台湾名物「肉圓(バーワン)」。九份の肉圓は肉に赤麹が練り込まれているため、中がほんのり赤いのが特徴的です。九份で有名な肉圓のお店「金枝紅糟肉圓」は九份に3店舗を構え、「精進料理の素肉圓」と「一般的な肉圓」の2種類の店舗があります。

■九份カフェ「九份茶坊」

九份でお茶をするなら「九份茶坊」。九份で第1号の茶芸館で、築100年以上と言われる建物からは歴史の痕跡が感じられます。柔らかく透明感がある上品なお茶を一杯一杯丁寧に淹れてくれます。屋外の席で雄大な景色が眺めながら九份の風情が満喫できるのも人気のひとつです。

■九份みやげ

狭い通り沿いにまるでお祭りの屋台のようにひしめき合う飲食店。そこでの食べ歩きは九份の観光スタイルには違いありませんが、中国茶器や縁起物の置物なども豊富に並んでいます。九份の旅の思い出に、個性豊かなデザインの中からお気に入りのひとつを探してみてください。

■郊外のオールドタウン「金瓜石」

九份一帯は19世紀末から20世紀末まで金の採掘で栄えた地域。九份からもう少し足を伸ばした「金瓜石」という町には、当時を思わせるしっとりと落ち着いた風情の街並みが残ります。採掘に関わった日本風の建物もあり、どこか懐かしい雰囲気が漂う町です。