端島(軍艦島)

日本の景色 100選

長崎県

長崎県  端島(軍艦島)

(Hashima/Gunkanjima)

長崎県の炭坑島「端島(はしま)」は、林立する鉄筋コンクリート造りの集合住宅の異様な外観から「軍艦島」と呼ばれるようになりました。閉山にともない島民が島を離れていきましたが、折からの廃墟ブームで再び脚光を浴びるようになり、2009年の観光解禁以降、すでに50万人を越える人が訪れる一大観光スポットとなっています。

ベストシーズン

観光解禁当初に懸念されていた上陸率も、近年はだいぶ解消されたようです。ちなみに以前は夏季より冬季の方が波の方向と大きさにより上陸しやすいと言われていました。また端島に上陸できるようになったとはいえ、南端のほんの一部ですので周遊クルーズも忘れずに。

行き方

最寄り空港は長崎空港。軍艦島ツアーのクルーズ船が発着する長崎港ターミナルまでは長崎自動車道を使って車でおよそ42分。または空港バスで長崎港ターミナルまで行くこともできます。軍艦島へ上陸するには各船会社が運航している軍艦島上陸ツアーに参加する必要があります。

 

※船会社(参考)
やまさ海運(TEL:095-822-5002)
軍艦島クルーズ(TEL:095-827-2470)
シーマン商会(TEL:095-818-1105)
軍艦島コンシェルジュ(095-895-9300)
馬場広徳(TEL:090-8225-8107)

現地の楽しみ方

■世界遺産「端島の岸壁の石組」

明治時代に建造された「天川工法」と呼ばれる伝統的な石組で組まれた護岸。一般に見えるのは補強用コンクリートで、激しい波のためにそのコンクリートが崩落してしまった中にかすかに見えるのが世界遺産の「石組」です。うっかり見逃さないでくださいね。

■第二竪坑桟橋跡

残念ながらもうひとつの世界遺産「海底坑道」は非公開となっています。見学できるのはその手前にあたる「第二竪坑桟橋跡」まで。当時の坑夫は、この桟橋を渡って毎日危険だらけの海底へと潜っていきました。文字通り命をかけてこの階段をのぼりおりしていたことから、いつしかこの桟橋の階段は「命の階段」と呼ばれるようになったそうです。

■軍艦島資料館

長崎市内にある「軍艦島資料館」では、端島炭坑の歴史や文化、日本の近代化に貢献した役割など他に類を見ない多様な魅力を伝えています。世界文化遺産に認定された、端島の地下600m以上、閉山間際には地下1,000m以上とも言われる海底坑道の作業風景や人々の生活の様子などをパネル展示や映像などで体感できます。

■高島炭坑(Takashima Tanko)

端島と並んで長崎沖に浮かぶ「高島」もまた、良質の石炭が採れる炭鉱として幕末に注目を集めていました。というのも開港以来、外国船が多く寄港する長崎においてその燃料として石炭の需要が日に日に高まっていたからです。高島炭鉱には日本初の蒸気機関による洋式竪坑が建設されるなど当時の最先端の技術が次々と導入され、往時は1日に30トンの出炭を記録し日本の近代化に大きく貢献しました。その様子は島内にある高島石炭資料館にて伺えます。なお資料館の庭には端島の模型、2階には端島神社の神輿も展示されています。

■ご当地グルメ

三方が海に囲まれた長崎県には対馬海流に乗って「アジ」「ハモ」「エビ」「イカ」「フグ」などの美味しい魚たちがたくさん集まってきます。その種類の多さは日本一。新鮮な魚が持つコリコリっとした食感を味わってみてください。

■体験アクティビティ

日本三大遊郭の一つとして知られた「丸山遊郭」。その歴史ある建物のひとつに、現在でもその花街文化の伝統を継承すべく芸を磨いている芸子衆がいます。毎月第2、第4土曜日のみとなりますが、江戸時代唯一の貿易港であった「出島」で貴重な芸能を「長崎検番 in 出島」として披露してくれます。お問合せは「出島総合案内所(TEL:095-821-7200)」まで。

​※観光局・お問合せ先

長崎市観光推進課:095-829-1314