渋温泉金具屋

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長野県

長野県  渋温泉金具屋

(Sibu Onsen Kanaguya)

昭和初期の古い建物をそのまま残して現在も使用している北信州渋温泉の宿「金具屋」。最大の魅力である木造4階建ての建築物は国の登録有形文化財に認定されています。「金具屋斉月楼」は八間半(およそ15m)の杉の通し柱13本で立ち上げられ、4階建てにわずか7室、しかもそれぞれの客室をを独立した家屋に見立てた贅沢なつくりとなっています。それも階段には水車の廃材、屋根にはアワビの貝殻を使うなど豪華なだけではなく遊び心も忘れていません。現在の建築基準法・消防法では営業許可が厳しい木造4階建の特に4階部分の宿泊の許可。立ち寄り湯や昼食・夕食のみの利用、宿泊客以外の館内見学ができませんので、まさに泊まった人だけが持ち得る貴重な体験となるでしょう。

ベストシーズン

ベストシーズンは、市内の古代桜が咲きほこる4月中旬~下旬。またはクヌギやナラ、カエデなどの紅葉が見られる10月中旬~11月上旬。志賀高原のスキー場までおよそ15kmなのでスキーシーズンもおすすめです。

行き方

最寄り空港は信州まつもと空港。渋温泉までは長野自動車道と上信越自動車道を使って車でおよそ1時間27分。また羽田空港をご利用の方は北陸新幹線(長野新幹線)あさま号にてJR長野駅で乗り換え。長野電鉄 湯田中駅よりバスをご利用ください。

現地の楽しみ方

■登録有形文化財「金具屋大広間」

もうひとつの国の登録有形文化財「金具屋大広間」は、山の傾斜を使用し上の階ほど広く、最上階の大広間は広さおよそ200畳。座敷部分の130畳には柱はなくひと間になっています。天井も凝ったつくりで、「折り上げ格天井」と呼ばれる格子の内側に井桁を組み入れたつくりとなっています。「斉月楼」と同じ昭和11年(1936年)に立てられましたが、大雪で一度倒壊。現在の建物は昭和25年(1950年)に再建されたものとなります。

■金具屋館内八湯

金具屋には3つの大浴場と5つの貸切風呂、計8ヶ所のお風呂があります。湯口、蛇口ともに湯水はすべて源泉から湧き出た温泉そのもの。どれも源泉100%掛け流しの火山性高温泉ですが、金具屋として4つの源泉を持ち、それぞれに違う泉質を与えているのも特徴。露天風呂は硫黄分を含む塩化物泉でいわゆる美肌の湯と、白い湯の花が浮かぶ硫酸塩・塩化物泉です。

■DIY冬フェス「音泉温楽」

金具屋では新しい温泉の遊び方として毎年冬に大広間「飛天の間」で音楽イベントを開催しています。また景雲の間(54畳)ではDJのパフォーマンスや地元食材を使った郷土料理・地酒を楽しめるコーナーも用意しています。

■地獄谷 野猿公苑(Jigokudani Yaenkoen)

温泉郷としてもその名をはせる「地獄谷」。一定の周期で水蒸気や熱湯を噴出する噴泉(間欠泉)があることからその名がつきました。その噴泉からおよそ500m離れたところには野生のニホンザル専用の温泉「地獄谷 野猿公苑」があります。真夏をのぞきほぼ年中雪に埋もれているような露天の温泉風呂につかる猿たちの姿は見ているだけでも癒されます。世界的にも「スノーモンキー」の名で有名で、日本人観光客はもちろん外国人観光客の多い隠れた名湯です。金具屋からは横湯川沿いにおよそ3kmです。

■ご当地グルメ

信州牛や信州サーモンはもちろんですが、温泉街の軒先で熱々の湯気をくゆらせながら蒸しあげられている「温泉饅頭」はお値段も手ごろでつい手が伸びます。反対に冷やして美味しい「湯めぐり餅」は、中にトロリとした餡が入り、お土産としても人気です。

■体験アクティビティ

1,000年以上の歴史を持つ「渋温泉」では、長い歴史を感じる石畳の街並みを浴衣と下駄でそぞろ歩きが似合います。9つの外湯を祈願手ぬぐいにスタンプを押しながら巡る「厄除巡浴九湯めぐり」にぜひ挑戦してください。最後に「渋高薬師(Shibu Takayakushi)」へ参詣しスタンプを押せば終了。「満願成就」のご利益があると言われています。

​※観光局・お問合せ先

Connie Lockwood(for overseas visitor ):connie@elitetourisint.com