高千穂峡

日本の景色 100選

宮崎県

宮崎県  高千穂峡

(Takachihokyo)

阿蘇(Aso)の南に位置する日本神話の天孫降臨の舞台「高千穂」もまた、古代より阿蘇と切っても切り離せない歴史を持ちます。日本有数の渓谷美をほこる「高千穂峡」は、阿蘇のカルデラ形成期に流れ出した火砕流を、向坂(むこうざか)山に源を持つ五ヶ瀬川が、気の遠くなるような長い年月をかけてつくり出した大渓谷です。高さおよそ80〜100mに達する断崖がおよそ7kmにわたって続き、高い峡谷の崖上からは「真名井の滝」が流れるなど、他には見られない幽趣佳境な世界が広がります。「真名井の滝」や「仙人の屏風岩」「槍飛橋」などを眺めながら「高千穂神社」まで散策できる遊歩道もありますが、ボートを借りてもっと間近で見ることもできます。

ベストシーズン

7月下旬~8月の夏休み期間には「真名井の滝」で夜間ライトアップが行われます。

行き方

最寄り空港は熊本空港。高千穂峡までは車でおよそ1時間30分。または空港バスで高千穂バスターミナルまで行くこともできます。高千穂峡までは徒歩でおよそ27分です。

現地の楽しみ方

■高千穂神社(Takachiho Jinja)

高千穂皇神(すめがみ)と十社(じっしゃ)大明神をまつり、その起源が神話時代とされる「高千穂神社」。毎年11月22日~23日にはいわゆる岩戸隠れの神話の中で天照大神が天岩戸にこもった際に舞ったとされる舞(神楽)全33番を奉納する神事が、夜を徹して行われています。代表的な4番だけならばそれ以外の晩に神社境内で体験鑑賞ができますので、ぜひ足をお運びください。

■天岩戸神社・西本宮(Amanoiwato Jinjya)

天照大神がこもったとされる天岩戸を御神体としてまつっている「天岩戸神社・西本宮」。岩戸川を挟んだ対岸には天照大神をまつる「天岩戸神社・東本宮」があります。また岩戸川に沿って徒歩でおよそ10分行ったところには、天照大神が岩戸にこもった際、困った八百万(やおよろず)の神が集まり神議されたと伝えられる大洞窟「天安河原(あまのやすかわら)」があります。高千穂峡から車でおよそ18分です。

■国見ヶ丘(Kunimigaoka)

神武天皇の御孫・建磐龍命(タテイワタツノミコト)が、 九州統治の際に立ち寄って国見をされたという伝説の丘「国見ヶ丘」。その東に広がる「高千穂盆地」には、秋から初冬にかけて朝霧が発生しやすく、丘の上は雲海観賞スポットとして早朝にもかかわらず多くの人でにぎわいます。また雲海が晴れた後には、高千穂盆地に広がる街並みはもちろん、阿蘇外輪山や涅槃像に例えられる五岳や霊峰「二上山」に続く椎葉の山々が一望できます。高千穂峡から車でおよそ17分です。

■高千穂峰(Takachiho no Mine)

天照大神の孫であるニニギノミコトが天上の高天原から降り立ったとされる山「高千穂峰」。山頂にはそのときにニニギノミコトが突き立てたとされる青銅製の天逆鉾が立っており、日本初の新婚旅行で坂本龍馬が抜いてしまったという逸話もあります。東側のふもとにある火山湖「御池(みいけ)」周辺はヤイロチョウやブッポウソウなどの野鳥が飛来する地としても知られています。いずれにせよ急斜面と大量の噴出岩で足場が悪くなっていますので、登山の際は霧島山系の防災情報と合わせてご注意ください。高千穂峡から車でおよそ3時間です。

■ご当地グルメ

神話の里「高千穂」で生まれ育った「高千穂牛」。和牛のオリンピック「第9回全国和牛能力共進会」において見事内閣総理大臣賞を受賞し、日本一の称号を手に入れました。その肉質はやわらかく、脂に甘味があり、 芳醇な味わいはまさに格別。辛子醤油につけて食べるのが高千穂流。高千穂牛本来の味わいが出て、いっそう美味しくいただけるのだとか。

​※観光局・お問合せ先

高千穂町観光協会:https://takachiho-kanko.info/contact/