​松島

日本の景色 100選

宮城県

宮城県  松島

(Matsushima)

日本三景のひとつ「松島」。いにしえからの大きな地震のたびに沈下した山々の山頂が現在島となり、その数およそ260あまりと言われています。その眺め方は4通りあり、ひとつは宮戸島(Miyato jima)の大高森(Otakamori)から眺める「壮観」。そして江戸時代の浮世絵師「歌川広重」の絵にあるように松島町の富山にある大仰寺(Daigyoji)より眺める「麗観」。松島町と利府町の境界部にある扇谷(Ogitani)から塩竈(しおがま)湾(Shiogama wan)を眺める「幽観」。七ヶ浜町の代ヶ崎の多聞山(Tamonzan)から奥松島(Oku Matsushima)を眺める「偉観」。その他にも平安時代に活躍した征夷大将軍「坂上田村麻呂」は「長老坂(Chorozaka)」からの眺めを絶賛し、江戸中期の俳人「松尾芭蕉」は瑞巌寺(ずいがんじ)付近の大観山がお気に入りだったとか。なお大観山は現在ホテルの敷地内であるため、ホテルの利用客しか入れません。

ベストシーズン

松島観光のベストシーズンは、昔から雪化粧の冬と梅が咲く初春、そして月が見事な中秋の時期とされています。かのアインシュタインも月見に訪れ感嘆の声をあげたと言われてます。

行き方

最寄り空港は仙台空港。松島までは三陸自動車道を使って車でおよそ39分。また東北新幹線をご利用の方はJR仙台駅で乗り換え、JR松島海岸駅へ。所要時間はおよそ38分です。

現地の楽しみ方

■国宝「瑞巌寺(Zuiganji)」

天長5年(828年)に開山された奥州随一の古刹「瑞巌寺」。現在の建物は、慶長14年(1609)に奥州の覇者「伊達政宗」が桃山様式の粋をつくし、5年の歳月をかけて再建されたと言われています。伊達家の菩提寺である瑞巌寺は、桃山時代の真髄を表している荘厳な建物で、特に唐戸や欄間、襖や床の間の豪華な絵画は人工美の極致とされています。また松尾芭蕉ゆかりの地として、毎年11月第2日曜日には芭蕉供養祭と全国俳句大会が行われています。

■観瀾(かんらん)亭

文禄年中に豊臣秀吉から拝領した伏見桃山城の一棟を、二代藩主伊達忠宗が一木一石変えずこの地に移したとされる「観瀾亭(Kanrantei)」。東西に向き京間18畳2室からなり四方縁をめぐらした簡素明快な桃山時代の建築物で、周囲に残る藩主などに随行する侍の部屋、台所、馬屋など11棟あまりの建物とともに貴重な文化財となっています。なお藩主の納涼や観月の亭として利用されたため「月見御殿」とも呼ばれ、毎年中秋の名月頃の週末に月見の会が開かれています。

■松島紅葉ライトアップ

例年、松島では10月下旬~11月下旬にかけて紅葉が見ごろになります。その時期を迎えると紅葉に合わせて瑞巌寺参道、観瀾亭、比翼塚・三聖堂、円通院庭園などがライトアップされ、より幻想的な松島湾を楽しむことができます。それにともない松島湾サンセットクルーズやナイトクルーズなども催行されます。

■松島湾初日の出クルーズ

松島と言えば、初日の出の名勝地としても有名です。松島海岸から見る眺めも素晴らしいものがありますが、湾内の島々を巡りながらの初日の出の遥拝もまた格別です。その後、国宝瑞巌寺の初詣なんていかがでしょうか?

■ご当地グルメ

松島と言えば「カキ」や「あなご」など松島湾で水揚げされる鮮度ばつぐんの海産物。例年カキのシーズンは10~3月。あなごは4~10月。また12月には松島のお正月の味に欠かせない「焼はぜ」の限定販売もあります。お見逃しなく。

■体験アクティビティ

「瑞巌寺」や「観瀾亭」「みちのく伊達政宗歴史館(Michinoku Date Masamune Rekishikan)」などの松島の観光スポットは、松島海岸駅からおよそ1km圏内に集中しています。駅前の「相原商店」でレンタサイクルの貸し出しをしていますので、スイスイと松島観光ができます。「みちのく伊達政宗歴史館」では、政宗公の甲冑「黒漆五枚胴具足(よろいかぶと)」の着付け体験もできます(予約制:info@date-masamune.jp)。

※観光局・お問合せ先

松島観光協会:info@matsushima-kanko.com