メッシーナ

世界の 美しい街・絶景の街

イタリア

 Messina

シチリア島北部にあり、イタリア本土との玄関口の港町「メッシーナ」。一時は主塔の高さおよそ382.6m、主塔間の距離およそ3,300mの世界一の吊り橋をかける予定でしたが、地震などの影響で現在は中止されています。

歴史は古く古代ギリシャの時代までさかのぼれますが、現在見られる街並みはすべて20世紀につくられたもの。というのも1908年に起きたメッシーナ地震とそれに伴うツナミの影響で、街はほぼ壊滅状態になってしまったから。復興作業は戦争を挟み、戦後まで続きました。

 

そんな古くて新しい街「メッシーナ」には、イタリアのバロック絵画の代表的画家「ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラバッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio)」の作品が多く収められている州立美術館があり、訪れる観光客は後を絶ちません。

行き方

最寄り空港は、カターニア・フォンタナ・ロッサ空港(Aeroporto Catania Fontanarossa)。日本からの直行はなく、ローマやミラノ、またはヨーロッパの各都市で乗り継ぎ。メッシーナまでは車でおよそ2時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、4~6月。1年の中でも気温が温暖で降雨も比較的少なくなるため、過ごしやすくなる時期です。また9~11月もおすすめ。7~8月にかけては気温が30度以上になる日が多く、かつシロッコという北アフリカから吹きつける熱風のため、比較的蒸し暑くなる日があります。

現地の楽しみ方

■甦った「メッシーナ大聖堂」

メッシーナの街は確かに新しいのですが、街中にあった歴史的建造物はできるだけ当時の建築様式を再現しようと努められました。そのひとつが12世紀後半に建てられたノルマン様式の大聖堂「メッシーナ大聖堂」。メインの門は当時さながらのきめ細かい装飾が施され、大聖堂内にはヨーロッパ内で一、二を争う大きさと言われているオルガンが設置されています。

■「ドゥオモ広場」とからくり時計

メッシーナ大聖堂の前に広がる「ドゥオモ広場」には、もうひとつ街のシンボルがあります。それがその隣りにそびえ建つ高さおよそ60メートルの鐘楼。鐘楼には世界一大きいと言われているからくり時計が仕掛けられており、毎日、正午になると仕掛け時計がアヴェ・マリアの音楽とともに動き出します。音楽に合わせて人形たちは、西暦42年にメッシーナ市民達が聖地エルサレムにいるメッシーナの聖女マリアにあてた敬意を表す誓いに対し、マリアが神からのご加護を約束する手紙を天使を通じて送り返した物語を演じます。そのさまは鐘楼内からも見学できます。

■メッシーナの食文化

シチリア島にあるメッシーナでは、やはり魚介類を中心としたシーフードが美味しくいただけます。中でもメカジキが有名で、メカジキのチーズ巻き(ロール焼き)はメッシーナの郷土料理のひとつ。また日干しのカジキマグロを使った料理も人気です。スイーツには、ピニョラータという伝統の揚げ菓子もあります。

■幻のワイン「ファーロ」

港湾都市であるメッシーナはどうしても造船所に目が奪われがちですが、シチリア島の中でも特に農作業が発展しており、ワインの名産地でもあります。フルーティで柔らかい味わいの「ファーロ」はもともとはメッシーナで生み出されたワインです。

■世界遺産「エオリア諸島」

シチリア島の北東に並んで浮かぶ主要7つの火山島は、白い石造りの家が迷路のように建ち、鮮やかな色の花が咲き乱れる美しい島々で、世界遺産に登録されています。今もなお活発な火山活動を行っているストロンボリ島、ヴルカーノ島、、サリーナ島などの火山は火山学に大きな学術的寄与しています。メッシーナからはフェリーでおよそ1時間~2時間で行くことができます。