​伏見稲荷大社

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京都府

京都府  伏見稲荷大社

(Fushimi Inari Taisha)

全国におよそ30,000社あると言われる「お稲荷さん」の総本宮「伏見稲荷大社」。創建は奈良時代の和銅4年(711年)とされ、ゆうに1,300年を超える歴史があります。ご祭神は稲荷大神。本殿の背後にある霊峰「稲荷山(伊奈利山)」に鎮座されていると言われ、そこにある神蹟やお塚を巡拝される人は後を絶ちません。有名な「千本鳥居」はそんな崇敬者が鳥居の奉納をもって表した祈りと感謝の念です。※観光の際は現地の最新の情報を必ずチェックしてください。

ベストシーズン

稲荷山が例年紅葉を迎えるのは11月中旬~12月上旬にかけて。夜間のライトアップなど特別なことはされていませんが、もともと24時間参拝可能で夜間の観賞も可能です。

行き方

最寄り空港は関西国際空港。伏見稲荷大社までは第二京阪道路を使って車でおよそ1時間20分。またJR京都駅まで空港バスも出ています。羽田空港をご利用の方は、東海道新幹線のぞみでJR京都駅下車。JR京都駅からはJR奈良線に乗り換え、稲荷駅で下車。徒歩およそ5分です。

現地の楽しみ方

■初午(はつうま)大祭

ご祭神の稲荷大神が稲荷山(Inariyama)にご鎮座されたのが和銅4年2月の初午の日であったことから、毎年2月の初午の日に執り行われる神事です。稲荷大神のご利益といわれる商売繁盛や家内安全の縁起物として「しるしの杉」と呼ばれる御符が拝受できます。

■稲荷祭

稲荷大神の御魂をのせた5基のお神輿が氏子区域を巡幸する伏見稲荷大社でもっとも大切な祭儀です。4月20日にもっとも近い日曜日の「神幸祭」、その1週間後の「区内巡幸」、5月3日の「還幸祭」、翌4日の「後宮祭」へと続きます。稲荷大神は「東寺」の守護神でもあるため、御魂をのせたお神輿は途中「東寺(TOji)」にも立ち寄られます。奈良時代の長久元年(1040年)にはすでに行われていたという由緒あるお祭りです。

■本宮(もとみや)祭

いにしえより7月の夏土用には稲荷大神のご分霊を祀る全国の崇敬者が総本宮に参拝し、日々の御神恩に感謝を表す習慣がありました。本宮祭の前日の宵宮には、稲荷山をはじめ境内の全域にある石灯篭や数千におよぶ献納提灯に灯を点ずる万灯神事が行われます。また両日にわたり外拝殿とその周辺に日本画家などの奉納による行灯画(あんどんが)400点あまりが展観され、参集殿前の広場では本宮踊りがにぎにぎしく奉納されます。

■その他の神事

今でこそ商売繁盛の神様として慕われる人が多い稲荷大神ですが、奈良・平安の時代にそれは「五穀豊穣」であり、4月の「水口播種(みなくちはしゅ)祭」に始まり、6月の「田植祭」、10月の「抜穂(ぬきほ)祭」、11月の「火焚(ひたき)祭」と「御神楽」「新嘗(にいなめ)祭」と稲の成長に合わせた神事が伏見稲荷大社では伝統的に行われています。

■ご当地グルメ

伏見稲荷大社と言えば、「いなりうどん(きつねうどん)」。ご存知、油揚げののったうどんです。むかしむかし農作物を食い荒らしてしまうネズミの天敵でるきつねは、神さまの使いとしてこの地で大事にされていました。そして獲ったネズミを油揚げにして神さまにお供えしていたのを、殺生はよくないという理由から豆腐由来の油揚げに。参拝者はそのお供え物のお下がりをありがたくいただくという次第だそうです。一説ですが・・・。

■体験アクティビティ

JR京都駅周辺にはレンタサイクルができるお店がいっぱい。伏見稲荷大社まではおよそ3.6kmですので、周囲の寺社観光をしながら、自転車で回るのもおすすめです。

​※観光局・お問合せ先

伏見稲荷大社附属講務本庁:075-641-7331