
竹林の道
日本の景色 100選
京都府

京都府 竹林の道
(Chikurin no Michi)
京都嵐山(Kyoto Arashiyama)の代表的な観光名所のひとつ「竹林の道」。渡月橋(Togetsubashi)の北側「嵯峨野(Sagano)」に数万本の竹が生い茂るさまは圧巻です。「大河内山荘(Okochi Sanso)」から「野宮神社(ののみやじんじゃ)」の間のおよそ200m続く小径の周辺にはすばらしい寺社や史跡が集中しており、京都らしい風情あふれる散策ができます。
ベストシーズン
毎年12月には「嵐山花灯路」が開催され、ライトアップされた幻想的な「竹林の道」を歩くことができます。
行き方
最寄り空港は関西国際空港。竹林の道までは第二京阪道路を使って車でおよそ1時間44分。またJR京都駅まで空港バスも出ています。羽田空港をご利用の方は、東海道新幹線のぞみでJR京都駅下車。JR京都駅からは路線バスが運行されています。
現地の楽しみ方
■嵐山花灯路
嵯峨・嵐山地域の水辺や竹林を含む自然景観や歴史的文化遺産などを活かし、無数の「灯り」で照らし出された日本情緒豊かな風景に、ボリューム感あふれるいけばな作品を飾っています。たくさんのLED電球を使用した露地行灯が生み出す陰影と温かみのある散策路をお楽しみいただけます。なおこの期間は「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」や「宝厳院(ほうごんいん)」「法輪寺(ほうりんじ)」「落柿舎(らくししゃ)」など、周辺の寺社や史跡も特別に夜間の拝観ができます。
■大河内山荘庭園
百人一首で有名な小倉山の山麓に、昭和初期の名優大河内傳次郎が、30年の歳月にわたってこつこつと創り上げた風光明媚な庭園です。嵐峡の清流をはじめ、古都の霊峰を眺めることができます。
■天龍寺・曹源池庭園
京都五山の筆頭の「天龍寺(Tenryuji)」。「曹源池庭園(Sogenchi Teien)」は「方丈」の裏庭にあたりますが、貞和2年(1346年)に作庭者である「夢窓疎石」が名勝と定めた「天龍寺十境」のひとつで、嵐山や亀山を借景とした見事な池泉回遊式庭園です。曹源池中央には龍門の滝に見立てた2枚の巨岩が立ち、滝の流れの横には鯉が竜と化す途中の鯉魚石が置かれています。
■野宮神社
嵯峨野めぐりの起点「野宮神社(Nonomiyajinja)」は創建がおよそ800年ころと言われ、平安遷都後、伊勢神宮の斎宮に選ばれた皇女が1年間ここに籠って精神潔斎をする聖地でした。嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられ、その様子は源氏物語「賢木の巻」に美しく描写されています。 黒木鳥居と小柴垣が平安の風情を現在に伝えるありがたい神社として、全国から多くの方が訪れ崇敬を集めています。
■ご当地グルメ
嵯峨・嵐山地区といえば「嵯峨豆腐」。なめらかで柔らかく、しかもコシが強いのが特徴。湯豆腐をはじめ、豆腐料理や湯葉料理がいただけます。
■体験アクティビティ
トロッコ嵯峨駅または阪急嵐山駅周辺にはレンタサイクルができるお店があります。竹林の道まではおよそ1.45km。嵯峨・嵐山地区の観光をしながら回るにはちょうどいい距離。なおトロッコ嵯峨駅まではJR京都駅からJR山陰本線の嵯峨駅で嵯峨野観光鉄道に乗り換え。阪急嵐山駅へは京都市街の烏丸駅から阪急電鉄をご利用ください。
※観光局・お問合せ先
京都市観光協会:075-213-1717