​深耶馬溪

日本の景色 100選

大分県

大分県  深耶馬渓

(Shin Yabakei)

大分県と福岡県にまたがる「英彦山(ひこさん)」を源流に県境をとうとうと流れる山国川(やまくにがわ)の上・中流域には渓谷美が素晴らしい景勝地が広がり、その景色が中国の深山幽谷(しんざんゆうこく)を思わせることから、その一帯を中国風の文字をあてた「耶馬渓(やばけい)」と呼ばれるようになりました。中でも群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が一目で八景を一望できる「一目八景展望台」は、もっとも耶馬渓らしく期待通りの景色を堪能できます。※観光の際は現地の最新の情報を必ずチェックしてください。

ベストシーズン

深緑の若葉もみじから錦もみじの紅葉期まで、一年中美しいもみじ観賞ができる深耶馬溪。渓谷入口にあたるおよそ100mのもみじのトンネル「ひさしもみじ」では、例年紅葉が見ごろの10月下旬~11月の落葉までの間ライトアップが行われています。

行き方

最寄り空港は大分空港。深耶馬渓までは車でおよそ1時間18分。

現地の楽しみ方

■競秀峰(きょうしゅうほう)

「深耶馬溪」の北の県境地域「本耶馬渓(Hon Yabakei)」におよそ1kmにわたって連なる巨峰や奇岩群「競秀峰(kyoshuho)」。人の手ではけしてつくりだせない岩峰や岩柱、絶壁が、まるで屏風を開いたかのように荒々しい岩膚を見せてくれます。対岸から観賞してもよし、競秀峰巡りの登山コースで間近に感じてもよし。展望台が随所にありますので、見るところに困ることはありません。深耶馬渓から車でおよそ24分です。

■青の洞門(Ao no Domon)

江戸時代、「競秀峰」を越えるには高い岩壁にはられた鉄の鎖渡しを行く以外方法がありませんでした。それを見かねた諸国巡礼中の僧「禅海和尚(ぜんかいおしょう)」が、自らの托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちとともに手掘りでおよそ30年間掘り続け、全長およそ342m(内トンネル部分はおよそ144m)の洞門を完成させたと言われています。

■羅漢寺(Rakanji)

青の洞門から山国川上流方向およそ500mのところにある「羅漢寺」。無数の洞窟をもつ羅漢山の中腹にあり、山門も本堂もその中に埋め込まれるように建築されています。洞窟の中に3,700体以上の石仏が安置されているとされ、中でも無漏窟(むろくつ)の五百羅漢は日本最古の五百羅漢と言われています。またその参道には「羅漢寺橋」と呼ばれる石造3連アーチ橋は、さらに上流の5連石造アーチ橋「馬渓橋(ばけいばし)」、下流の8連石造アーチ橋「耶馬渓橋(やばけいばし)」とともに「耶馬渓三橋」と呼ばれています。

■耶馬渓温泉

源泉総数およそ4,342、湧出量毎分およそ28万ℓをほこる大分県においても有数の温泉がここ耶馬渓にもあり、旅の疲れを癒してくれます。泉質はとろりとした肌ざわりの単純温泉や硫酸塩泉が中心です。

■ご当地グルメ

耶馬渓温泉名物と言えば「からし椎茸」。その名の通り、自家栽培の椎茸とからしを和えた逸品で、一口食べるとぴりっという辛さと、ほどよい甘みが口に広がります。おかずとしてもいただけますが、お茶漬けとしてもいただけます。

※観光局・お問合せ先

中津耶馬渓観光協会:0979-23-4511