
だるま夕日
日本の景色 100選
高知県

高知県 だるま夕日
(Daruma Yuhi)
高知県宿毛湾(Sukumo Wan)の冬の風物詩「だるま夕日」。大気と海水との温度差が大きく、冷え込みが厳しい晴れた日に海面から立ち上がる水蒸気によって光が屈折してできるもので、一種の蜃気楼現象 のようなもの。綺麗な「だるま」になるのは11月中旬から2月中旬にかけてのわずか10日ほど。そんなことから「幸運の夕日」とも呼ばれています。※観光の際は現地の最新の情報を必ずチェックしてください。
ベストシーズン
ベストシーズンは、11月中旬から2月中旬とされています。
行き方
最寄り空港は高知龍馬空港。だるま夕日の見られる宿毛湾までは国道56号線を使って車でおよそ2時間54分。または空港バスでJR高知駅へ行き、土佐くろしお鉄道特急に乗り換えて宿毛駅下車。
現地の楽しみ方
■沖の島(Okinoshima)
宿毛湾に浮かぶ四国最南端の島「沖の島」。うどの浜海水浴場は、四国で1番早い海開きを行うことでも有名。黒潮おどる太平洋にのぞむため、釣りやダイビングなどを楽しむ人々で1年中にぎわいます。島の周囲には黒潮が作った「七ッ洞」などの奇観・怪岩が点在するほか、モザイクのような美しい段々畑や、魚・野菜を干すための干棚など、厳しい大自然とともに長い時間を歩んできたことを物語る独特の景観があります。宿毛市片島港からフェリーでおよそ1時間です。
■足摺岬(Ashizuir Misaki)
四国最南端の岬「足摺岬」。黒潮の打ち寄せる高さおよそ80mの断崖からの日の出・日の入り観賞はよく知られるところ。その突端には立つ白亜の大型灯台は、大正3年(1914年)に点灯されて以来ずっと、沖をいきかう船の安全を見守りつづけています。宿毛市から足摺岬までは車でおよそ1時間半です。
■白山洞門(はくさんどうもん)
足摺岬周辺の岸壁には荒波による浸食を受けてできた海蝕洞が数多く見られます。その最大規模とされる白山洞門(Hakusandomon)は、高さおよそ16m、幅およそ17mと日本一。遊歩道が整備されているので間近に見ることもできます。
■白山神社(Hakusanjinjya)
県道27号線沿いにある白山神社は、かつては白山洞門の頂上に祀られていました。そのため現在でも白山洞門の上には祠があり、遊歩道脇にある鳥居より遙拝することができます。
※手摺や鎖場が設けられていないため、白山洞門をのぼることはできません。
■ご当地グルメ
高知・宿毛湾と言えばカツオのわら焼きタタキ。わらの直火でカツオの表面をしっかり焼きますので、香ばしい香りだけでも食欲がそそります。
■体験アクティビティ
宿毛駅構内にある宿毛市観光協会ではレンタサイクルの貸し出しを行っています。山と海に囲まれた宿毛の街はサイクリングで楽しむのが一番。電動自転車、クロスバイク、ロードバイクから選べます。お申込み・お問合せは「宿毛市観光協会(TEL:0880-63-0801)」まで。事前予約が必要です。
※観光局・お問合せ先