​カトマンズ

世界の 美しい街・絶景の街

ネパール

 Kathmandu

人の数より神さまの数の方が多いと言われる街「カトマンズ」。カトマンズの朝は祈りの鐘の音と線香の香りで始まります。そして老若男女を問わず、神さまのための真っ赤な衣装や飾りを身に着けます。そうして寺院や仏教の五色の旗を通り過ぎるときなどは、必ず額と胸を3回結び神さまへの挨拶を忘れません。それこそ神さまは路上脇のあちらこちらに祀られていて、みんな挨拶と祈りで忙しい。けれど困っている人や不幸のあった家を見つければ、同じ空間に住む者としてその人や家の安寧を祈ります。カトマンズに暮らす人々にとってそれは自然なことで、日常に過ぎません。

 

そんな信仰心厚い人々が暮らす「カトマンズ」には、実に美しい寺院や石像がたくさんあります。中でもおよそ2,000年の歴史を誇る「スワヤンブナート」は、世界でもっとも壮麗な仏塔として高い評価を受けています。仏塔自体の高さはおよそ15mですが、カトマンズ盆地の底部から77mの高さがあるので、カトマンズの町を一望できます。チベット仏教の聖地「ボダナート」とともにぜひ訪れたい寺院です。

行き方

最寄り空港は、カトマンズ・トリブバン空港(Tribhuvan International Airport)。日本からの直行便はなく、デリーやバンコク、クアラルンプールなどアジアの各都市で乗り継ぎ。経由地にもよるが、所要時間はおよそ15時間半~。乗り継ぎのため1泊する場合もあります。

ベストシーズン

ベストシーズンは、乾季の10~4月。ただし毎年10~11月には、ダサイン(15日間)とティハール(5日間)というヒンドゥー教二大祭りがあり、その間はレストランや店が閉店したり、交通機関が動かなくなることもありますので、観光を考えている方は最新の情報をチェックするようにしましょう。

現地の楽しみ方

■マッラ王朝とネワール文化

カトマンズの先住民族ネワール族。そもそもこの肥沃なカトマンズ盆地があるのも、彼らに伝わる神話によれば、文殊菩薩が聖なる剣で周囲の山地を切り開き、もともとこの地にあった湖の水を外に流してくれたおかげなんだそうです。そんな彼らの文化が花開いたのは、12~18世紀にかけてこの地を統治していたマッラ王朝時代。ハヌマン・ドカ(旧王宮)や生き神の住むクマリの館などダルバール広場の周囲に建ち並ぶ高雅な建造物に代表されます。

■カトマンズ旧市街観光

中世の街並みをそのまま残す「インドラ・チョーク」には、マチェンドラナート寺院やガネシュ寺院、アカシュ・バイラブ寺院、シヴァ寺院といったそうそうたる寺院が並ぶ一方で、日用品やサリー、毛織物などの店が軒を連ねていて、もっともカトマンズらしい雰囲気が味わえます。お店の軒先が低いためつい下を向いてしまいがちですが、見上げると建物の窓の装飾がとても美しいことに気付きます。

■ネパール最大のヒンドゥー寺院「パシュパティナート」

ネパールは宗教に寛容なため重要な仏教寺院や塔が多くありますが、長い間ヒンズー教が国教だったので、ヒンドゥの神々を祀った寺院や石像も多く見かけます。その内もっとも大きなものは空港近くの「パシュパティナート」。ヒンドゥー教徒以外寺院内に入ることはできませんが、火葬場と境内には入場することはできます。

■ネパールの食文化

ネパールの食事は、インド料理ほど香辛料が強すぎず、野菜が比較的多いのが特徴です。主食はご飯、ナン、チャパティー。それにカレーやダル(豆の煮込み)、野菜炒めなどがつきます。ネパールの餃子「モモ」は人気が高く、こちらではトマトソースをつけて食べます。またネパールのアルコールと言えば「ロキシー」。米や麦等の穀物からつくられる蒸留酒です。蒸留前のにごり酒を「チャン」と言い、どちらも簡単に手に入ります。

■カトマンズからヒマラヤ観光「マウンテン・フライト」

ネパールと言えば、ヒマラヤ。せっかくカトマンズまで来て、市街観光だけではもったいない。そんな方には首都カトマンズより運行されている「マウンテン・フライト(エベレスト遊覧飛行)」をおすすめします。往復およそ1時間のフライトで、世界最高峰エベレストをはじめ、白く輝く数々のヒマラヤの名峰群を望めることができます。