ジャイサルメール

世界の 美しい街・絶景の街

インド

Jaisalmer

紀元前2600年から紀元前1800年ころに栄えたと考えられているインダス文明が消えた原因のひとつに砂漠化説があります。文明があったとされる一帯は現在タール砂漠(Thar Desert)と呼ばれ、南北およそ650km、東西およそ360km、面積にしておよそ20万㎢と言われます。「ジャイサルメール」は、その広大な砂漠のほぼ中央にあるオアシス都市のひとつです。

12世紀には町の中心にある丘の上にジャイサルメール城が建ち、その周囲を城壁で囲む城郭都市が建設され、東西貿易の中継地として大変繁栄しました。海洋貿易や鉄道の開発により町は衰退の一途をたどりましたが、黄色い砂岩で作られた宮殿や寺院、人々の暮らす家々は変わらず保存され、「ラージャスターンの丘陵城塞群(Hill Forts of Rajasthan)」のひとつとして世界遺産に登録されています。こと夕日に照らされ、町全体が金色に輝くさまは圧巻で、ゴールデンシティの呼び名でインド内外から観光客が押し寄せています。

行き方

最寄り空港は、ジャイサルメール空港。日本からの直行便はなく、ニューデリーやムンバイなどインドまたはバンコク、シンガポールなどのアジアの都市で乗り継ぎ。乗り継ぎ場所にもよりますが、所要時間はおよそ16~21時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、冬季の12~3月。4~10月までが夏季にあたり、特に4~6月は酷暑期で気温が40度を越えることもしばしば。

現地の楽しみ方

■アラジンの世界を堪能「キャメルサファリ」

ラクダに乗ってタール砂漠へ行き、テントを張って星空を見ながら一泊する現地ツアーが人気です。当日でも空いていれば参加可能で、ラクダ引きが作ってくれる夕食をサンセットを見ながら食べるのが一般的で、ツアーによってはキャンプファイヤーや伝統舞踊を見たりします。見たこともないほどの星の数と、流れ星が無数に頭上を飛ぶ砂漠の真ん中で寝る貴重な体験ができます。

■マハラジャ気分の味わえるフォートホテル

フォート(城郭)内にはホテルがいくつかあり、手ごろな値段で宿泊することができます。客室のほとんどにバルコニーがついており、そこから見下ろす城下町はまさにマハラジャになった気分。

■おみやげを買うならフォートマーケット

街を彩る現地の女性たちが着る彩り鮮やかなサリーを買えるお店は、城郭内の至るところにあります。インド風の服やショール、ファブリックなどのおみやげ品も豊富で、価格交渉も可能です。琵琶のような楽器を弾くおじいさんが、独特のリズムで砂漠の雰囲気をより一層高めてくれています。

■ジャイサルメールの特産品

ジャイサルメールでは金糸やミラーを使ったハンドメイドのタペストリーが人気です。また、砂漠の地域ならではのラクダやヤギの革を使った革製品もたくさん並んでいます。かばんや小物類以外にも、「ジューティ」と言われるラクダの革で作られたとがった靴も多く見かけます。

■世界一おいしいデザート「マカニア・ラッシー」

ジャイサルメール城の内外には、北インド料理はもちろんラージャスターン州の伝統料理が食べられるレストランが軒を連ねます。またお城を眺めながらコーヒーや砂漠のフルーツを楽しめる雰囲気の良いカフェもあり、一番人気はサフランやナッツの入ったヨーグルト飲料「マカニア・ラッシー」と言われています。