​インレー湖

世界の 美しい街・絶景の街

ミャンマー

 Nyaungshwe

冬になるとおよそ2万羽の渡り鳥が飛来する高原の湖「インレー湖」。直径およそ10kmほどの小さな湖ですが、その湖上にはおよそ15万人のインダー族の人々が暮らしていると考えられています。河川からの流入が少なく、水深はもっとも深いところでおよそ3.1mほどの浅瀬。雨季で水嵩が増えてもおよそ4.6mとされ、そこに木と竹を組み合わせた高床式の家屋を建てて生活しています。

 

彼らの交通手段はエンジンのない手漕ぎの小型ボート「フーレ」。水上まで伸びた水草の間を走るには、かえってその方が便利と言います。その船尾に片足で立ち、器用にボートを操ったり、漁をする姿は有名です。彼らの暮らしは、こうした漁業と浮畑農業によって自給自足で営まれ、ほとんど陸に上がることはないと言われています。日常の必需品を取引するマーケットも水上で行われ、インレーの観光スポットのひとつになっています。

行き方

最寄り空港は、ヘーホー空港。日本からの直行便はなく、ミャンマーの古都ヤンゴンで国内周遊線に乗り継ぎ、バガンやマンダレーを経由してヘーホーへ。所要時間は、およそ11時間。ヘーホーからインレー湖の入り口の町「ニャウンシュエ」までは車でおよそ1時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、乾季の10月中旬~3月中旬。雨季でも雨の影響は受けにくいと言われていますが、オフシーズンはミャンマーの国内線が突然欠航したり、大幅な時刻変更となることがあるため、こまめに最新の情報をチェックしてください。

現地の楽しみ方

■インレー湖上にそびえる水上寺院「ファウンドーウ寺院」

インレー湖の湖上には、インダー族の住居の他に、「ファウンドーウ寺院」と呼ばれる巨大な水上寺院が建っています。本堂には金色に輝く5体の仏像が祀られ、人々の生活を静かに見守っています。それが毎年9月ないしは10月に行われる「ファウンドーウ祭り」では一転。カラウェイと呼ばれる伝説の船に乗せられ、インレー湖周辺の村々をにぎにぎしく回るのです。足漕ぎ船の競争などの様々なイベントも同時に繰り広げられるため、海外からの観光客にも人気のお祭りとなっています。

■奥インレー湖「サガー遺跡」

インレー湖はその昔、4つの湖だったと言われ、いわゆるインダー族の人々が暮らす湖の先にも「奥インレー湖」と呼ばれる湖があります。最近までは外国人の立ち入りが禁じられていたため、数々の遺跡がそのまま残され、その内のひとつ「サガー遺跡」が観光用に公開されています。依然外国人の宿泊は禁止されており、片道およそ3時間のボートでの移動となります。

■パオ族が暮らす秘境の地「カックー遺跡」

西暦2000年より外国人に公開が始まった「カックー遺跡」は、インレー湖の東側の山の中に暮らすパオ族の村にあります。ひとつひとつは決して大きくはないものの、およそ5,000㎡の敷地におよそ2,400基もの仏塔が立ち並ぶさまは圧巻です。何でもビルマ族最初の王朝「バガン王朝」の王様が各家庭から1基ずつ仏塔を寄進するように命じて、このような姿になったのだとか。そのため寄進された人々の個性あふれるユニークな彫刻が多く、見ごたえがあります。ニャウンシュエの町から車でおよそ3時間です。

 

※2016年4月の台風による被害からの修復が一部進んでいないところもあります。

■多くの少数民族と出会う「カロー」

インレー湖のあるシャン州にはパオ族、パダウン族(首長族)、ダヌ族、タウンヨウ族など、多くの少数民族が暮らします。ヘーホー空港近くの町「カロー」で開かれるマーケットには、日頃山間の人里離れた土地で自給自足の生活を営んでいる少数民族の人々も繰り出し、観光客に混ざって大賑わいを見せてくれます。反対にカローの町から彼らの住む集落まで、雄大な景色を眺めながらのどかな田舎道をトレッキングして訪ねるツアーもあり、欧米人を中心に人気のアクティビティとなっています。

■シャン州の食文化

ミャンマーはインドと中国にはさまれた国であるため、食文化にも両国の影響が見られ、基本的には脂っこく味も濃いのが特徴。しかしシャン州では、魚料理が中心で比較的さっぱりとしています。ティラピアなどの川魚やシャンヌードルなどは、日本人の口にも合い、美味しいと好評です。