アイスリーゼンヴェルト

オーストリア

地球上に散らばる 奇跡の 絶景・秘境

Eisriesenwelt

全長およそ42kmにも及ぶアイスリーゼンベルト(Eisriesenwelt)は、観光用に入れる氷の洞窟としては世界最大規模を誇ります。オーストリアのザルツブルグ(Salzburg)の南にあるホーホコーゲル山の標高1641km付近にあり、冬はマイナス25度まで冷え込み、夏でも最高で5度までしか上がらないと言われています。

この辺り一帯は、およそ260万年以上前から1万年前のヴェルム氷期にかけて形づくられた山塊の一部と言われ、ザルツァハ川の水が山塊の石灰岩層を浸食して地下に空洞ができたと考えられています。鍾乳石の石筍が立つだけでなく、冬の間に洞窟内に吹き込まれた雪が、長い年月をかけて氷解と氷結を繰り返すことで、目を見張る美しい氷の組成物が並んでいます。

洞窟への最初の登山道が建設されたのが、およそ100年前と比較的新しく、内部はほぼ手つかずの岩と氷の世界。入口で渡されるガスランプの灯りを灯すと、光が氷に反射してとても神秘的な雰囲気が漂います。観光客の立ち入りが許されているのは、入口からわずか1kmほど。ドイツ語と英語のガイドとともに、およそ70分間かけて地下400mにある氷の宮殿が見学できます。見学には700段の階段の昇降があり、かなりの体力を要しますが、洞窟内の撮影は禁止ですので、行った人しか味わえない感動が体験できます。

シーズン

アイスリーゼンベルトに入洞できるのは、毎年5月1日から10月26日まで。

行き方

最寄り空港は、ザルツブルク空港。日本からの直行便はなく、オーストリアの首都ウィーンやヨーロッパ各地で乗り継ぎ。ザルツブルグ市内からアイスリーゼンベルトのあるヴェルフェン(Werfen)までは車でおよそ50分。洞窟の入り口まではおよそ45分。ロープウェイと急な坂道があります。

その他見所

​時間と体力のある方には、アイスリーゼンベルトと同じヴェルフェンの町にあるホーエンヴェルフェン城がおすすめ。ホーエンザルツブルク城に並び、中世ヨーロッパの名城に数えられる城塞です。鷹狩りのショーがあるなど、こじんまりとしていますが、見ごたえが十分あります。

旅のテクニック

真夏でも洞窟内は氷点下になることがありますので、観光の際はダウンジャケットやマフラーなどの防寒対策が必要です。