​吹割の滝

日本の景色 100選

群馬県

群馬県  吹割の滝

(Fukiware no Taki)

群馬県北東部を流れる利根川水系のひとつ「片品川(かたしながわ)」の中ほどにある、高さおよそ7m、幅およそ30mの「吹割(ふきわれ)の滝」。水が落下する川床の部分の柔らかい岩石が浸食され、多数の割れ目が見られるさまが、あたかも巨大な岩が吹き割れたかのように見えることからこの名がつきました。周囲には遊歩道も整備され、「獅子岩」や「般若岩」などの奇岩や岩壁などがあり、壮絶な渓谷美を見ることができます。

ベストシーズン

ベストシーズンは天候、気温、水量のバランスのよい4月上旬~5月末。周囲も新緑がきれいで、清らかな水の流れとの対比が魅力的です。また9~10月の紅葉シーズンもおすすめです。

行き方

最寄り空港は羽田空港。吹割の滝までは関越自動車道を使って車でおよそ2時間37分。空港リムジンバスまたはJR東京駅よりJR高崎線でJR高崎駅へ。JR上越線に乗り換えJR沼田駅下車。吹割の滝までは路線バスが運行しています。

現地の楽しみ方

■鱒飛び(ますとび)の滝

国道120号線日本ロマンチック街道から遊歩道を進むと、「吹割の滝」に先立ち「鱒飛の滝(Masutobi no Taki)」が現れます。その昔、片品川にも鱒が遡上しており、どうしてもこの滝の段差をのぼれずに鱒が懸命に越えようと飛び跳ねていたのだそうです。

■般若岩(Hannyaiwa)

「鱒飛の滝」を過ぎると、そそり立つ岩壁が数10mにもおよぶ場所に出ます。どの壁もごつごつと険しい表情を見せるようになってきますが、一段と鬼気迫る表情を見せているのが「般若岩」。名勝「吹割の滝」を守る番人にふさわしい厳しさです。

■浮島観音堂(Ukishima Kannondo)

片品川の浮島には延歴14年(795年)に建てられた「浮島観音堂」があります。現在見られる建物は昭和59年(1984年)に新たに再建されたものですが、堂内には「日光東照宮」の「眠り猫」で有名な名匠「左甚五郎」作と伝わる「浮島如意輪観音像」が安置されています。4月と10月にはその観音さまをまつるお祭りが開催されています。

■観瀑台

こちらの遊歩道には3ヶ所の観瀑台があり、壮大な渓谷美を上から眺めることができます。特に第1観瀑台からは眼下に「吹割の滝」をみることが可能で、そのスケールの大きさを実感することができます。遊歩道は所要時間およそ1時間です。

■ご当地グルメ

上州(現在の群馬県(Gunmaken))名物と言えば「焼きまんじゅう」。あんの入っていない素まんじゅうを竹串にさし、濃厚な甘みそを塗って焼いたもので、江戸時代末期に各家庭で酒のあてとして食されていたと言われる郷土食。そのため群馬各地に元祖を名乗る店があります。吹割の滝のある沼田市(Numatashi)では創業1825年(文政8年)の「東見屋饅頭店」が商品化第一号店とされています。冷めると噛みちぎれないほど固くなるため、焼きたてをお召し上がりください。

■体験アクティビティ

吹割の滝のある片品川をおよそ3.8km下ったところにある「老神(おいがみ)温泉郷」。その昔、この地を治めていた赤城山の神(ヘビ)が、日光男体山の神(ムカデ)と戦ったときについた矢傷を癒すために開いたとされる伝説の温泉で、老神温泉旅館組合13の旅館の温泉の内、3箇所の湯めぐりが楽しめる「湯めぐり手形」が発行されています。ぜひ旅の疲れを癒して行ってください。

※観光局・お問合せ先

沼田市観光係:https://www.city.numata.gunma.jp/cgi-bin/contacts/w0000802