​フライングインディアン

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

メキシコ

Danza de los Voladores

メキシコ・パパントラ

不定期

お祭りの特徴

世界無形文化遺産に登録されている「ダンサ・デ・ロス・ボラドーレス(フライングインディアン)」は、まず地上に立てられた高さおよそ35mのポールの上で5人の男たち(ボラドール)による笛と太鼓の演奏で始まります。そしてそれが終わるや4人のボラドールが、ロープ1本でポールの周りをくるくると回りながら地上へ舞い降りてきます。本来はポールを立てるところから儀式は始まるそうですが、現在では予めポールは立てられており、のぼっておりるまでのおよそ30分間を地上から見守ります。

お祭りの歴史

古代よりメキシコおよび中央アメリカ北西部に伝わる五穀豊穣を願う宗教儀式。スペイン統治時代に廃れたと思われた儀式ですが、ここ「パパントラ・デ・オラルテ」に住むトトナカ人がこの伝統的儀式を守り、受け継いできたと言われます。現在、観光客向けのショーとしてメキシコシティの国立人類博物館やテオティワカン遺跡、トゥルム遺跡などメソアメリカの各地で行われていますが、パパントラ・デ・オラルテで行われるものが、やはり本来の型に忠実とされています。

パレード

パレードはありません。足に巻き付けたロープがいわゆる命綱の彼らの勇姿を温かく見守ってください。

旅行者の参加

参加はできませんが、撮影することは可能です。

準備するもの

開催が不定期なので観光客の多い11~4月がおすすめ。この時期のパパントラは平均気温は24℃~26℃前後ですが、標高2,240mのメキシコシティもいっしょにまわるようであれば、長袖や上着があると安心です。

現地の楽しみ方

■世界遺産「エル・タヒン遺跡」

紀元前900~600年ころにつくられたとされる古代都市址で、有名な6段の基壇からなる「壁がんのピラミッド」を中心とする集落があったと考えられています。ピラミッドは残存する部分だけでも高さおよそ20m。もともとはその上に神殿があったとされ、トトナカ人の伝説によれば、ここはタヒンと呼ばれる12柱の雷神の住み家だったそうです。損傷している箇所も多いですが、近くからは芸術的価値の高い土器や土偶、球戯場なども発掘されており、当時の様子をうかがい知ることができます。パパントラから車でおよそ20分です。

■ワステカのピラミッド「カスティーヨ・デ・テアヨ」

紀元前800年ころにつくられたとされる「ワステカのピラミッド」高さおよそ13mと小ぶりですが、頂上には神殿が残される貴重な歴史的遺産です。残念ながらピラミッドにのぼることはできません。

■トトナカ人の第2の都「センポアラ遺跡」

およそ11~12世紀、トルテカ人に追われエルタヒンを後にしたトトナカ人がたどり着いたのが「センポアラ」。スペインの探検家「エルナン・コルテス」がまず上陸した町としても有名です。この地でもアステカ人に苦しめられていたトトナカ人は、コルテス軍と同盟を結びアステカ王国を滅ぼしますが、結局センポアラを後にせざるを得なくなりました。現在は、当時の大神殿や円形の建造物など5つの遺跡が見学できる緑豊かな遺跡公園として整備されています。

■トトナカ人の集落址「キウイストゥラン」

センポアラから車でおよそ1時間の海沿いの町「キウイストゥラン」には、トトナカ人の墳墓が34基あり、ここにもトトナカ人の町があったとされています。お墓は神殿を小さくしたような形をとり、マヤやアステカなどとはまた違った文化があったことが分かります。

■ベラクルス州の発掘品が一堂に会する「ハラパ考古学博物館」

センポアラから車でおよそ1~2時間にある「ハラパ」。ここには「エル・タヒン遺跡」をはじめとするトトナカ人の遺跡から出土された遺物や「オルメカ文明」のオルメカヘッドなど、およそ1,500点が展示されている「ハラパ考古学博物館」があります。オルメカヘッドだけでも30点以上あり、大変見ごたえのある博物館です。