​サン・フェルミン祭

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

スペイン

Fiesta de San Fermín

スペイン・パンプローナ

7月7~15日
(7月7日聖フェルミンの記念日から8日間)

お祭りの特徴

「パンプローナの牛追い祭り」とも呼ばれるスペイン3大祭りのひとつ。7月7日の「聖フェルミンの記念日」から8日間にわたって繰り広げられます。前日の正午過ぎから前夜祭的なイベントが始まるので、実質は9日間。紀元前6世紀ころのケルティベリア人の時代から雄牛に対する崇拝精神を持ち、有能な闘牛士には英雄としての名誉が与えられてきた伝統から、「エンシエロ」と呼ばれる牛追いにかける情熱はこの上ありません。その勇敢さを見に、今や世界中からおよそ100万人の観光客が集まります。

お祭りの歴史

1591年にそれまで別々に行われていた商業見本市と町の守護聖人「聖フェルミン」をたたえる宗教儀式をまとめて開催したのがきっかけ。ちなみにそれ以前の「聖フェルミンの日」は10月10日で、ブドウの収穫祭を同時にしていたという説もあります。

パレード

サン・フェルミン祭のメインの日にあたる7月7日に、パンプローナ市民が聖フェルミンの彫像とともに旧市街をパレードします。古代の伝統的な踊り「ホタ」を踊る踊り子とともに、全高およそ4メートルにおよぶヒガンテス(巨人)の人形がくるくると回ります。その間中、パンプローナの大聖堂の鐘がずっと鳴り響いています。またそれとは別に期間中の朝、ヒガンテスのパレードも行われます。

旅行者の参加

パレードは見物だけですが、「エンシエロ」への参加は可能です。大変危険なため、「参加資格は18歳以上」「祭りにふさわしい服装」「30分前集合」などの規定がありますので、参加希望者はよくお読みの上、順守ください。

準備するもの

期間中は日差しが強く暑くなる季節。暑さ対策と日焼け対策を忘れずに。また開会式や牛追いなどに参加される方は、動きやすく汚れてもいい服装でご参加ください。

現地の楽しみ方

■サン・フェルミン祭の見どころ「チュピナソ」

パンプローナ市庁舎前広場に集まった、白シャツに赤いスカーフを巻いたパンプローナ市民に向けて「ビバ!サン・フェルミン万歳!」と祭りの開会宣言を行い、それに応えて「ビバ!」と叫ぶのが恒例。その直後に市庁舎のバルコニーからロケット花火(チュピナソ)が打ち上げられ、「パンプローナ人」「ビバ、サン・フェルミン」などを歌う声がどこからともなく上がり、スパークリングワイン(カヴァ)や水の掛け合いが始まり、文字通りのお祭り騒ぎがスタートします。

■サン・フェルミン祭の見どころ「エンシリーリョ」

期間中、毎朝行われる「エンシエロ(牛追い)」のための闘牛と雄牛を、その前夜23時ころに待機場へ誘導する準備作業ですが、市民はけして雄牛の前を走ったり横切ったりすることなく、できるだけ静かに見守っています。その何気ない風景には市民が持つ雄牛への畏怖の念と翌朝行われる「エンシエロ」の神聖さが漂っています。

■サン・フェルミン祭の見どころ「エンシエロ」

もともとは闘牛の前の牛の入場(エントラダ・デ・ロス・トロス)。それが19世紀後半あたりから、入場する闘牛の前を市民が走り始め、その数が次第に増えて、今のような形となりました。なのでゴールは「パンプローナ闘牛場」。スタート時間は午前8時にも関わらず、ランナーの数は観光客を含め例年1,000人以上と言われています。

■スペイン3大祭り「セビリアの春祭り」

世界遺産となっているセビリア旧市街を中心に、例年4月後半に訪れる聖週間(セマーナ・サンタ)のおよそ2週間後の火曜日から日曜日まで繰り広げられるセビリアのお祭り。およそ1,500m×600mほどの会場に、「カセータ」と呼ばれる祭り小屋が1,000個以上並び、その中で飲めや歌えや踊れやのパーティが連日催されます。カセータは主催者による招待制で、観光客には公営の観光客向けのカセータが用意されます。

■スペイン3大祭り「バレンシアの火祭り」

「サン・ホセの火祭り」と呼ばれ、3月19日の「サン・ホセの日」までの5日間にわたって繰り広げられるバレンシアのお祭り。街にはおよそ700体と言われる数の時の人や時事問題をモチーフにした張り子の人形が飾られます。期間中は、朝8時から「ラ・デスペルタ」と言うブラスバンド隊の行進と、それに続く「ファジェール」と呼ばれるお祭りの地区代表たちによる爆竹投げが行われ、大層賑やかな1日の始まりとなります。日中も花火や爆竹の音は鳴り響き、最終日にはすべてを燃やすためのたいまつを掲げたパレードが行われ、文字通り壮大な火に包まれる終焉を迎えます。