​セビリア 春祭り

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

スペイン

Feria de abril de Sevilla

スペイン・セビリア

4月後半
(聖週間(セマーナ・サンタ)の約2週間後の火曜日から日曜日まで)

お祭りの特徴

世界遺産となっている旧市街からグアダルキビール川を挟んで対岸に位置するロス・レメディオス地区まで一帯が会場。およそ1,500m×600mほどの会場に、「カセータ」と呼ばれる祭り小屋が1,000個以上並び、そのカセータの中で飲食パーティが催されています。多くのカセータは主催者による招待制で、通りすがりの観光客が気軽に入ることはできません。観光客は公営の観光客向けのカセータを利用します。お祭りは通常、火曜日0時の点灯式で始まり、6日間続いた後、日曜日24時の花火で終了します。

お祭りの歴史

もともとは13世紀から行われていた畜産見本市。一時すたれていたものを19世紀前半、町を襲ったハリケーンとナポレオン戦争により疲弊した市民を鼓舞するために、地元の名士によって復活。その後、屋台や移動遊園地、サーカス、花火大会などが登場し、徐々に家畜見本市から華やかな祝祭へと様変わりしていきました。今日でも世界に開かれた祭りというよりは、地元の人が元気になるための祝祭の要素が強く残っています。

パレード

連日、民族衣装を着た男女のパレードが行われています。男性はトラヘ・コルト(裾が短いジャケット、タイトなパンツ、ブーツ)に、コルドベスと呼ばれる帽子またはソンブレロを被り、女性はフラメンカ(フラメンコドレス)を身に着けることが多いです。

旅行者の参加

「カセータ」は個人所有のため気軽には入れませんが、アンダルシア州やセビリア市役所が観光客向けに設置している「カセータ」は、観光客も自由に出入りできるので、どんどん参加しましょう。中では大音量の音楽とたくさんの食事やドリンクがふるまわれています。

準備するもの

期間中はベストシーズンにあたり、セビリアがもっとも過ごしやすい季節です。ただ湿度が低い分、日本より少し涼しく感じるかもしれませんので、朝晩などには長袖や上着があると安心です。

現地の楽しみ方

■世界遺産「セビリア旧市街」観光

バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ、世界で三番目に大きい大聖堂「セビリア大聖堂」は、まさにセビリアの顔。中でもセビリアの人々が誇りに思う「ヒラルダの塔」は、高さおよそ98mもある鐘楼で必見です。またその南東に建つ「アルカサル(王宮)」は、時の王「ペドロ1世」がグラナダにある「アルハンブラ宮殿」に憧れてつくらせた壮麗なイスラム様式の宮殿。城主がかわるたびに増改築が行われる宮殿にあって、こちらだけはその完成度の高さに、以降の増改築が見られなかったという完璧な建築物です。「カバジョス」と呼ばれる伝統の観光馬車で回れば、往時の気分が味わえます。

■フラメンコの本場のタブラオ見学

セビリアのあるアンダルシア州で生まれた芸術文化「フラメンコ」。日本ではフラメンコ=踊りのイメージですが、もともとは歌(カンテ)から生まれて、後にギター、踊りは最後に加わりました。なので、本場のフラメンコは魂を揺さぶるような深いカンテが魅力。セビリアにはフラメンコショーが行われるタブラオがたくさんありますから、ぜひ本場のフラメンコを堪能していってください。

■闘牛の聖地「マエストランサ闘牛場」

現在、闘牛が行われる場所が減りつつある中、現役の「マエストランサ闘牛場」。黄色と白のかわいらしい外観とは裏腹に、開催される日はものすごい歓声があがります。実際に行われていない日には内部の見学ツアーがあり、それだけでも十分闘牛のにおいが感じられます。闘牛博物館が併設されていますので、闘牛が苦手な人も闘牛士の衣装や歴史にふれることができます。

■スペイン3大祭り「バレンシアの火祭り」

「サン・ホセの火祭り」と呼ばれ、3月19日の「サン・ホセの日」までの5日間にわたって繰り広げられるバレンシアのお祭り。街にはおよそ700体と言われる数の時の人や時事問題をモチーフにした張り子の人形が飾られます。期間中は、朝8時から「ラ・デスペルタ」と言うブラスバンド隊の行進と、それに続く「ファジェール」と呼ばれるお祭りの地区代表たちによる爆竹投げが行われ、大層賑やかな1日の始まりとなります。日中も花火や爆竹の音は鳴り響き、最終日にはすべてを燃やすためのたいまつを掲げたパレードが行われ、文字通り壮大な火に包まれる終焉を迎えます。

■スペイン3大祭り「パンプローナの牛追い祭り」

「サン・フェルミン祭」と呼ばれ、7月7日の「聖フェルミンの記念日」から8日間にわたって繰り広げられるパンプローナのお祭り。前日の正午過ぎから前夜祭的なイベントが始まるので、実質は9日間。紀元前6世紀ころのケルティベリア人の時代から雄牛に対する崇拝精神を持ち、有能な闘牛士には英雄としての名誉が与えられてきた伝統から、「エンシエロ」と呼ばれる牛追いにかける情熱はこの上ありません。その勇敢さを見に、今や世界中からおよそ100万人の観光客が集まります。