遊子水荷浦の段畑

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愛媛県

愛媛県  遊子水荷浦の段畑

(Yusumizugaura no Danbata)

宇和湾のリアス式海岸に突き出した三浦半島の急斜面に積み上げられた階段状の畑地「遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)」。内陸部なら段丘が広がり愛媛県の名産品「温州みかん」の栽培が可能でしたが、この辺りの岬では開拓できても幅1mがやっと。そんな急斜面を耕しては石垣を築き、気の遠くなるような長い年月をかけて一段一段切り拓いてきました。現在、この段畑ではジャガイモ栽培が行われています。※観光の際は現地の最新の情報を必ずチェックしてください。

ベストシーズン

例年4月中旬の日曜日に段畑と山すその海岸沿いでは「だんだん祭り」が行われています。

行き方

最寄り空港は松山空港。遊子水荷浦の段畑までは松山自動車道を使って車でおよそ2時間15分。松山空港からは空港バスでJR松山駅へ。JR予讃線特急でJR宇和島駅下車。宇和島新内港まで歩き、フェリーで水ケ浦港で下船。

現地の楽しみ方

■宇和島城(Uwajimajo)

およそ400年前に宇和湾沿いに築城された「宇和島城」。天守を守る7つの門が現在は「のぼり立ち門」1つになるなど規模は縮小されているものの、寛文11年(1671年)に大修理が施されたときの姿をほぼ残しています。築城はその呼び名が高い「藤堂高虎」。自然の岩盤の上にほぼ歪みのない正方形の初重を築くことが困難な時代にその技術を有し、後の層塔型天守の模範となった設計美は一見の価値あり。毎春、桜で彩られた宇和島城には目を見張るものがあります。見ごろは例年3月末~4月上旬です。遊子水荷浦の段畑から車でおよそ1時間です。

■天赦(てんしゃ)園

慶応2年(1866年)に宇和島藩7代藩主の伊達宗紀が設立した池泉廻遊式庭園。庭園の中心をなす池のほとりには伊達家の家紋「竹に雀」にちなみ、さまざまな珍しい種類の竹が植栽され、池上には太鼓橋式に飾られた白玉藤の藤棚がこの庭園ならではの風景を生み出しています。奥州仙台に数々の名庭園を残した伊達家らしい自然と人工の庭園が見事に融合したやすらぎの空間です。遊子水荷浦の段畑から車でおよそ1時間です。

■うわじま闘牛定期大会

17世紀の後半に宇和海を漂流していたオランダ船を救助した礼として贈られた2頭の牛が、たまたま格闘したことから始まったとされる宇和島の「闘牛大会」。制限時間なしで牛同士が戦い逃げた方が敗けという、いたってシンプルなルール。大会が開かれるのは1月、4月、7月、8月、10月の年5回。試合に備えトレーナーとともに日夜トレーニングに励む闘牛の勇姿をぜひご覧ください。会場となる宇和島市営闘牛場は遊子水荷浦の段畑から車でおよそ1時間です。

■ご当地グルメ

宇和海に浮かぶ「日振島(ひぶりじま)」を根城にしていた伊予水軍が考え出したとされる「宇和島鯛めし」。仲間たちと舟の上で魚の刺身と茶碗酒で酒盛りをした後、その酒の残った茶碗にご飯をつぎ、たっぷり醤油を含ませた刺身をのせ混ぜ合わせて食べたのが始まりとされます。現在は、新鮮な鯛の身を三枚におろし薄くそぎ切りしたものと、醤油だれと生卵、だし汁を混ぜ合わせたものを熱いご飯にかけて食べています。ちなみに赤身魚のアジを使ったものは「ひゅうがめし」と呼ばれています。

​※観光局・お問合せ先

宇和島市観光物産協会:http://www.uwajima.org/site/