​エッサウィラ

世界の 美しい街・絶景の街

モロッコ

 Essaouira

ヨーロッパの影響を受けた白い町並みが美しい港町「エッサウィラ(Essaouira)」。旧名をモガドール(Mogador)といい、沖合いのモガドール島からローマ時代のヴィラが発見されたことで知られます。世界遺産に登録された旧市街は、18世紀後半ころからつくられ始めました。以降、空と海の青色に映える白壁の建物が次々と建てられ、細い路地にはカラフルな絨毯や食器、野菜、香辛料などがまるで芸術作品かのように美しく並ぶ市が立っています。

またエッサウィラは、毎年6月に「グナワフェスティバル」というアフリカン音楽の祭典が開催されることでも有名。この音楽祭のためだけに世界中から大勢の人が集まり、大変な盛り上がりを見せます。古くから多くのアーティストを魅了し、かのジミ・ヘンドリックスやボブ・マーリーも訪れたと言われています。

行き方

最寄り空港は、エッサウィラ・マガドー空港(Mogador airport)。日本からの直行便はなく、中東のドバイ経由でカサブランカで乗り継ぐのが一般的。エッサウィラまでは国営バスでおよそ3~4時間。

ベストシーズン

ベストシーズンは、雨のほとんど降らない5~9月。ちなみにもっとも降水量が多いとされる11~12月でも日本で乾燥注意報が出される12~1月程度。なので紫外線対策に合わせて乾燥対策も忘れずに。

現地の楽しみ方

■芸術の町並みを巡る

エッサウィラの町は、歴史こそありますが今の町の原型は近代に入ってからつくられたため、比較的区画整理の行き届いた町並みが特徴です。通りは絨毯を売る通り、香辛料を売る通りなど業種ごとに区分けがなされているので観光客にも分かりやすいです。そして壁などに個性的なイラストがそれぞれアーティスティックに描かれているので、それを眺めながら歩くだけでも十分楽しめます。

■音楽の町並みを巡る

エッサウィラの町には、古くから多くのアーティストたちが引き寄せられ、ボブ・マーリーやジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリン、キャット・スティーヴンスといったミュージシャンたちも大勢この地を訪れています。西アフリカやアラブの音楽ばかりでなく、グナワと呼ばれる民族音楽の祭典には、毎年世界中から観客が集まります。

■世界遺産の町並みを巡る

エッサウィラの旧市街の周囲にはフランスのヴォーバン式と言われる城壁があります。大砲を主要防御武器として設計されたタイプで、ところどころに観光用の大砲が設置され、当時をしのぶことができます。しかしこのような西洋風の石造りの建造物ばかりでなく、街にはアラブ風のモスクや西アフリカの遊牧民族ベルベル人の伝統的城砦建築「カスパ」も混在し、他に類を見ないエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

■エッサウィラの食文化

ご他聞にもれずエッサウィラでもモロッコ名物「タジン鍋」が安定の人気。市場の中には、そこで買った野菜や卵、オリーブオイルなどを持参すると、その場で作ってくれるお店もあります。また当然海の幸もフレッシュで美味しく、その場で焼いて食べることも可能。比較的治安はよい方なので、朝市をぶらぶらしながら朝食を済ますことができます。

■赤い街「マラケシュ」

エッサウィラからやはり世界遺産の街「マラケシュ」までは車でおよそ3~4時間。街全体が赤い日干し煉瓦で造られ、なんとも鮮やか。石畳の路地が迷路のように入り組み、角を曲がると、広場が広がっていたり、映画館があったり、ロバがいたりとわくわく感が止まりません。また夕方から夜にかけて店の灯りが灯ると、昼間とはまったく違った幻想的な光景に目が奪われます。