天空の道  県道383号線

日本の景色 100選

愛媛県

愛媛県  天空の道  県道383号線

(Tenku no Michi Kendo 383 gosen)

四国カルスト(Shikoku Karusuto)を東西およそ25kmにわたって縦断する県道383号線は、風に揺れる緑の大草原の中、遠くにかすむ山々の稜線を横目にドライブをすると、手を伸ばせば雲がつかめそうなほど空が近く感じられることから「天空の道」と呼ばれています。春になると多くの牛が放牧され、のんびりと草を食むその姿に心が癒されます。キャンプ場の設備も充実しており、アウトドアやレジャーを目的に多くの人が訪れています。

ベストシーズン

冬季(12~3月)は凍結や積雪のため通行止めとなります。

行き方

最寄り空港は松山空港。天空の道県道383号線の入口「四国カルスト公園縦断線」までは国道33号線を使って車でおよそ2時間。

現地の楽しみ方

■四国カルスト

日本三大カルストのひとつ「四国カルスト」。標高がおよそ1,400mあり、石鎚山などの周辺の山々が一望できる上、夏にはそのなだらかな斜面に高山植物の花が咲き乱れます。また東端には「天狗の森」と呼ばれるシラカバやアカマツの自然林が生い茂り、白い石灰岩が苔むすなど牧歌的な風景が一変し、森林浴を楽しむことができます。

■五段高原(Godan Kogen)

「天空の道(県道383号線)」を尾根に沿って進むと、大きくうねる波のような緑の草原が続いています。その稜線には風力発電の風車が立ち並び、高原を吹き抜ける風をとらえてのんびりと回っています。五段高原には通称「巨人の足跡」と呼ばれるカルスト台地特有のくぼ地(ドリーネ)が点在し、そばまで行って観察できる遊歩道も整備されています。

■天狗高原(Tengu Kogen)

夏はBBQやキャンプ、冬はスキーと大活躍の天然のレジャーランド「天狗高原」。一面の草原に白い石灰岩が羊の群れのように点在する中、ヒメユリやヤマシャクナゲ、シコクアザミ、ヤマハギ、ヤマアジサイなど高原植物が花開きます。秋にはススキの穂波のゆれる草紅葉が人気です。ここにある国民宿舎「天狗荘」を越えると、高知県に入ります。

■大引割・小引割(Ohikiwari・Kohikiwari)

天狗の森と鳥形山のほぼ中間点にある大地の裂け目「大引割・小引割」。大引割は長さおよそ80m、幅およそ5~8m、深さおよそ30mの大亀裂。そしてそれに沿うように長さおよそ100m、幅およそ2.5~5m、深さおよそ20mの小引割が走っています。今からおよそ2億5千年前の古生代に属する赤色珪岩層にできた亀裂ですが、埋没せずに見ることができる状態にあるのは貴重なことです。

※観光局・お問合せ先

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