​ドヴロブニク

世界の 美しい街・絶景の街

クロアチア

Dubrovnik

「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい町並みを誇る「ドヴロブニク」は、地中海各都市とフェリーで結ばれ、多数のクルーズ船が寄港するアドリア海一の港湾都市。歴史的にも海洋貿易によって栄え、中世にはその巧みな外交術と豊富な富に支えられイタリアの都市国家「ベネチア(Venezia)」と肩を並べるほど発展しました。

その自由と自治を守るため、ドヴロブニク市民は早い時期から街の周囲に堅牢な城壁を築き、度重なる地震などの自然災害や外部からの攻撃そして戦争で破壊されるやいなや、自らの手で修復・再生・保存を果たしてきました。ゆえにこの城壁で囲まれた旧市街には、ゴシック、ルネッサンス、バロックなどの中世の建築様式が今に継承されています。

そんなドヴロブニクの美しい景観もユーゴスラビアの内戦に巻き込まれ、壁が崩れかけたままだったり、鉄骨が剥き出しになったり、砲弾の後もくっきりと残り見るも無残な姿に変わり果て、一時は世界危機遺産リストに載せられました。しかし市民の懸命な努力により今回もまた見事に復興を果たしています。

今日私たちが目にしている白い大理石の壁に象徴的なオレンジ色の瓦屋根を載せた建造物は、ただの歴史遺産ではなく、「NON NENE PRO TOTO LIBERTAS VENDITUR AURO(どんな黄金との引き換えであっても、自由を売り渡してはいけない)」 という、何があっても自由と独立だけは保ち続けるというドヴロブニク伝統の精神なのかもしれません。

行き方

最寄り空港は、ドヴロブニク空港。日本からの直行便はなく、ヨーロッパの各都市で乗り継ぎ。所要時間は経由地にもよりますが、およそ14時間~。

ベストシーズン

ベストシーズンは、アドリア海が美しく輝き良いお天気に恵まれる確率が高い5~9月上旬。11~3月の冬季はいわゆるオフシーズンでヨーロッパの各都市からの定期便が就航していなかったり、休業するレストランやホテルがある場合があります。

現地の楽しみ方

■旧市街・城壁観光

ドヴロブニクの旧市街は街そのものがひとつの観光スポット。原則的に車両の乗り入れができないためすべて徒歩での観光となりますが、小さな町なので迷うことなく心の赴くままに散策を楽しむことができます。中でも絶対に外せないのが、街を囲む城壁散策。街の代名詞であるオレンジ色の屋根瓦と蒼いアドリア海が一望できる絶景を眺めることができます。時間があまりないという方は、プロチェ門付近の入口からピレ門付近の入り口までを歩く山側の半周コースを。およそ30~40分で回れます。

■絶景スポット「スルジ山」

ドヴロブニクの旧市街のすぐ裏手には標高およそ412mの「スルジ山」があります。この山頂からの眺めもまた必見のスポット。ドヴロブニクの旧市街とアドリア海の全体をはるかに見渡すことができます。ケーブルカーで一気に山頂まで登ることができますので、体力に自信のない方でも大丈夫。城壁のピレ門前からタクシーを利用して山頂までアクセスすることもできます。

■アドリア海をのんびり眺めたいなら「バニェ・ビーチ」

城壁のロチェ門からまっすぐ続く通りを10~15分歩いたその先には「バニェ・ビーチ」があり、蒼く深いアドリア海を手軽に堪能することができます。1km程度しかない小さなビーチで、夏季は地元の人たちと観光客で大変混み合いますが、海水がとてもきれいなので泳ぐことも可能。ビーチではありますが、砂浜ではなく小石のビーチなのでサンダルやスニーカーがあると便利です。

■世界で3番目に古い薬局「フランシスコ会修道院」

城壁のピレ門から入ってすぐの「オノフリノの噴水」のすぐ前にある「フランシスコ会修道院」は、14世紀に建てられたロマネスク様式の美しい回廊を持つ修道院。特に有名なのがこの修道院に併設する「マラ・ブラーチャ薬局」で、1317年に開業したと言われています。もちろんクロアチアで最も古く、世界でも3番目の歴史を持つ現役の薬局です。ここのコスメは、中世から受け継がれるレシピにもとづいた秘伝コスメとされ、旅の記念やおみやげにぴったり。

■神さまの飲み物「クロアチアワイン」

ドヴロブニクの中心地から車でおよそ40分ほどの山麓に広がるコナブレ地方は、古代からワインづくりが盛んな土地のひとつです。中でも「ドヴロバチュカ・マルヴァシヤ」は神さまの飲み物とたたえられるほどの絶品。本物のワイン愛好家と品のある高級ワインを知っている者たちのための最高品種のワインと言われています。