チーズ転がし祭り

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

イギリス

The Cooper's Hill Cheese-Rolling and Wake

イギリス・クーパーズヒル

5月の最終月曜日

お祭りの特徴

近年、観光客に人気のコッツウォルで注目の「チーズ転がし祭り」。鮮やかな緑とハニーカラーの家並みが続くコッツウォルから車でおよそ20分のクーパーズヒルで行われます。急な斜面を転がるチーズを追いかけながら、滑って転んでもんどり打つのがやる方も見る方もひたすら面白い。怖がってお尻で滑ろうものならブーイングが飛びます。暴走するのは人もチーズもいっしょ。参加者、見学者ともにリスクがありますから、心してお出かけください。

お祭りの歴史

明確な記録はありませんが、200年以上昔の聖霊降臨祭(ペンテコステ)の会場で、名産のチーズが転がったのがきっかけという説が有力視されています。当日はイギリスの祝日バンクホリデーにあたり、一時は参加者・観客合わせておよそ15,000人という規模にまで膨れ上がりました。しかし運営方針をめぐり、現在は地元有志による手作りイベントとなっています。それでも世界各国の大勢の人が楽しみにし、歴史はまだまだ続きそうです。

パレード

パレードはありません。ただ斜面を転がるチーズを追いかけたり、そのさまを見学するだけのお祭りです。

旅行者の参加

レースへの参加はOK。男性のみ、女性のみ、子供のみ等、レースの種類がありますので、ご自身に合ったレースにエントリーしてください。基本、先着順。地元有志によるイベントなので、開催年により若干の変更があります。最新の情報をこまめにチェックしてください。

準備するもの

クーパーズヒルは自然豊かな丘陵地帯。バス停からも駐車場からも10~30分歩きますので、歩きやすい靴や服装がおすすめです。5月のクーパーズヒルは日本に比べ涼しいので、長袖や上着があると安心です。また会場には屋台など1軒もありませんので、食べ物や飲み物はご持参ください。街の飲食店まで遠いため、レース終了後そのままそこでピクニックを始める人も多いようです。

現地の楽しみ方

■英国で最も美しい村「コッツウォル」

イングランド中央部に広がる標高およそ300m前後の丘陵リゾート地「コッツウォル」は、緑の丘と蜂蜜色の愛らしい家、時が止まったかのような田園風景は、絵本の世界そのままと、秘かな人気を集めています。特別自然景観地域(Area of Outstanding Natural Beauty)に指定され、北はチッピング・カムデン(Chipping Campden)から南はカッスル・クーム(Castle Combe)まで、およそ160kmにわたって実に美しい村々が連なります。中でも「バイブリー(Bibury)」は、19世紀のイギリスの詩人でありデザイナーのウィリアム・モリス(William Morris)氏に「英国で最も美しい村」と称賛された村です。

■ハリーポッターの町「グロスター」

クーパーズヒルから車でおよそ20分のところにある「グロスター(Gloucester)」は、町を代表する「グロスター大聖堂」がハリーポッターのロケ地として使われたことでも有名です。町の規模には似つかわしくない最長およそ130m、最大幅およそ44m、中央塔の高さおよそ69mと壮大な建築物。1216年にはヘンリー3世が戴冠式を行い、1327年にはエドワード2世が礼拝堂に埋葬されたという由緒ある大聖堂です。

■英国ロイヤルファミリーゆかりの地「南コッツウォル」

北コッツウォルほど有名ではありませんが、南コッツウォルにはロイヤルファミリーとのゆかりの深い「テトべリー」や歴史ある「マルムズベリー」など、隠れた見どころがいっぱい。チャールズ皇太子とカミラ夫人が居住する「テトべリー」には、人気のアンティークショップのほかチャールズ皇太子自らが経営するショップ「ハイグローブ(High Grove)」があります。また「マルムスベリー修道院」には第4代イングランド王アゼルスタンが埋葬されています。近くには裸の庭師で有名な「アビーハウス・ガーデン(Abbey House Garden)」もあります。

■世界で最も愛されている庭園「ヒドコットマナーガーデン」

ローレンス・ジョンストン少佐が40年の歳月をかけて作り出したイギリス屈指の名園「ヒドコットマナーガーデン」。移り住んだ当初は殺風景で何もなかった庭を、当時有名だったガーデン・デザイナーのジーキルなどに影響を受けつつ、こつこつと独学で作り上げ、近代庭園の最初の例として続くシシングハースト・ガーデンなどに影響を与えました。庭園は彼の革新的な創意に満ち、生け垣やレンガの壁で仕切られた庭には異なった色や性格の花が植えられ、ちょうど美術館の展示室から展示室へと巡るように、訪れる人に期待と感動を与えるつくりになっています。

■コッツウォルの宝石「ブロードウェイ」

かのシェイクスピアが「リチャード3世」の中で「自然が息づく場所」と描写し、現在最もイングランドらしい自然な田舎の風景を楽しむことの出来る村「ブロードウェイ」。人々の多くは羊たちと生活をしており、村のある丘の上には今なお美しい自然と羊たちがあふれています。20 世紀の家具デザイナーとして著名なゴードン・ラッセル卿の作品を集めた「ゴードン・ラッセル デザインミュージアム」やウィリアム・モリス氏がデザインした部屋のあるブロードウェイタワーなど、現代的な見どころもあります。