バラ祭り

絶対行くべき世界の 体験・お祭り

ブルガリア

Kazanlak Rose Festival

ブルガリア・カザンラク

6月第1週目の日曜日午前中

お祭りの特徴

知る人ぞ知るブルガリア「バラの谷」のバラ摘みパフォーマンス「バラ祭り」。ローズオイルでもっとも高級とされるダマスクローズ畑が一面に広がり、ここで加工されるローズオイルの生産量は世界1。そのバラ摘みを観光客向けに民族衣装を着てしてくれます。ローズ精油1滴を得るのにおよそ50本の花が必要と言われている中、惜しげもなくバラの花びらを巻きながら歩くパレードは見ものです。

お祭りの歴史

カザンラクでの初めてバラ祭りが行われたのは1903年。途中、資金不足や不況などから、中止や規模の縮小を余儀なくされたこともあります。最近の傾向としては、6月第1週目の日曜日の午前中に、「セウトポリス広場(Seutopolis Square)」を中心に開かれる程度にとどまっています。

パレード

伝統的な衣装を身に着けた男女による小さなパレードがあります。

旅行者の参加

バラ祭りは、朝10時~午後13時くらいまでの短時間イベントで、バラ摘み会場はセウトポリス広場から徒歩で40~50分。タクシーなどを使って効率よく回りましょう。

準備するもの

バラ祭りが行われる6月は、気候が穏やかで過ごしやすいため旅のベストシーズン。ただ四方を山に囲まれた標高およそ550mの高原地帯なので、長袖や上着があると安心です。

現地の楽しみ方

■バラ博物館

ブルガリア全土のローズオイル生産に関わるおよそ1万5千点の展示品を公開している「バラ博物館」。館内にはバラ栽培やローズオイルの生産を紹介する写真、資料、農具、ローズオイルを保管・輸送するための容器などが展示されています。館内の売店ではパンフレット類の他、、化粧品やバラジャム、バラのリキュール、精油などが販売されています。

■クラタ民俗博物館

カザンラク市内にある18~19世紀に建てらた古民家。ブルガリアにバラが伝わったのは16世紀後半。そして19世紀初頭にはローズオイルの会社が設立され、カザンラク周辺の「バラの谷」が世界的に知られることとなりました。こちらでは昔ながらの釜でバラを蒸留する作業が見学できます。

■イスクラ歴史博物館

カザンラク市内にあり、世界遺産に登録されている「トラキア人の墳墓」などから出土した土器や副葬品が展示されています。また同じ建物の2階は現代アートギャラリーになっており、現在活躍しているブルガリアの芸術家の作品が展示されています。

■トラキア人の墳墓

古代の東ヨーロッパ一帯に居を構えていたとされる「トラキア人」。カザンラクは当時の首都セウトポリスに近かったとされ、共同墓地が発見されました。墓地はレンガ造りの丸天井型地下墳墓(カタコンベ)の形状をとり、狭い回廊と丸い埋葬室があります。調査の結果、紀元前4世紀にまで遡るもので、中には美しいヘレニズム時代の壁画があります。

■ブルガリアの食文化

ブルガリア料理にも、日本同様、四季の味があります。ヨーグルトに代表されることからも分かるように、いにしえより酪農や農業が盛んで、自然の恵み、こと新鮮な旬の素材にこだわる伝統があります。もちろん絶対ではありませんが、春には冬に生まれた羊の肉をいただき、夏には脂肪分の少ない鶏肉で胃の負担を軽くし、冬の厳しい寒さに耐えるために高カロリーな豚肉をいただきます。バラ祭りのころですと、ラム肉から鶏肉に代わるころ。それをタマネギやキャベツなどの旬の野菜といっしょに煮たり炒めたりする料理が一般的。冬の間にできなかった乳しぼりも再開するので、ヨーグルトが必ずと言っていいくらい食卓に並ぶことでしょう。