ブルージュ

世界の 美しい街・絶景の街

ベルギー

 Bruges

ロマンティックな運河が街を縦に横にと走る「ブルージュ」。この美しい街を散策するには、やっぱり運河をボートでクルーズするのが似合います。水の都ベネチア同様、この街には無数の水路が張り巡らされ、中世の時代からボートを使い生活を営んできました。そうして海から10km以上も離れているにも関わらず港湾都市として栄え、当時ヨーロッパの流通を仕切っていたハンザ同盟の拠点のひとつが置かれるまでに成長しました。

その栄華の象徴が街の真ん中にそびえ立つ高さおよそ83mの「鐘楼」。これはベルギーの王族や貴族、教会などの権力や権威を持つ者たちが建てたものではなく、市民が自分たちの市場の開始時刻を知るために建てたもの。残念ながら、その栄光は長くは続きませんでしたが、19世紀に運河が再生され、美しい中世の面影を残す水の都として、世界中の人々を魅了するようになりました。

行き方

最寄り空港は、ブリュッセル空港。日本からの直行便はなく、ヨーロッパの各都市から乗り継ぎ。ブルージュまでは電車でおよそ55分。1日1本ですが、パリ北駅からブルージュまでを乗り換えなしの2時間25分でつなぐタリス(高速特急)も運行されています。

ベストシーズン

ベストシーズンは4~9月。年間を通して日本より涼し目で、夏の平均気温はおよそ23度。朝晩は冷えますので、夏季でも長袖や上着があると安心です。またつねに小雨が降りやすい天候ですので、雨具は忘れずに。

現地の楽しみ方

■ブルージュ観光の起点「マルクト広場」

「鐘楼」がそびえ立ち、名物の観光馬車のひずめの音が響き渡って活気あふれる「マルクト広場」。広さはおよそ10,000㎡。その周囲を階段状の切妻屋根を持つギルドハウスが囲みます。毎週水曜日に立つ朝市も1,000年以上の歴史があります。ちなみに広場に立つ2つの像は、フランスの支配に対して市民が蜂起した「黄金の拍車戦争」のリーダー、ピーター・ド・コニングとヤン・ブレーデルです。

■7世紀半、絶えることなく鳴り響く「鐘楼」のカリヨン

街の中心「マルクト広場」を見下ろすようにそびえ立つ「鐘楼」。中世に建てられたベルギーでもっとも美しい建造物です。細部までしっかり作り込まれた建物にも見とれますが、47個の鐘が組み込まれたカリヨンの音色は格別。設置当時からおよそ750年間、絶えることなく鳴らし続けるその様子を間近で見ることもできます。

■ブルージュ名物「観光馬車」で市内観光

中世の街並みを残すブルージュの車道は、馬車が最優先。もともと道幅が狭く、ハイスピードで走る車はありませんが、車と馬車がうまく共存しています。市内の観光名所を英語またはフランス語で紹介してくれます。馬車乗り場はマルクト広場の中央にあります。

■ブルージュ名物「遊覧ボート」で運河周遊

観光馬車と並んで人気を誇るのが「遊覧ボート」。乗船場はダイフェル河岸、ローゼンフッドカーイ通り、ブリンデ橋など計5ヶ所。市内をぶらぶらと散策中に見つかります。乗船時間はおよそ30分。3~11月のみの営業で、冬季はお休み。市内にはおよそ50の運河があると言われていますので、中心地の教会やギルドハウスはもちろん、世界遺産の「ベギン修道院」や「愛の湖公園」の周囲も回ります。ブルージュ観光に便利なパス「ブルージュ・シティカード」も使えます。

■ブルージュみやげ「チョコレート&レース」

定期的にチョコの見本市が開催されるブルージュは、まさに世界に名だたる「チョコの都」。ブルージュ一番の老舗「スックルブック」には、つねに行列ができています。またシント・ヤンズ広場近くには「チョコレート博物館」もあります。いわゆる食用のものだけでなく、チョコレートの香りのリップクリームやハンドクリームなどお化粧品まであります。

そして中世の貴族たちの衣服を華やかに彩ってきたレース文化が残る街らしく、チョコレートショップに負けないくらいの数のレース編みのショップがあり、現在も職人が手作りのレースを編み続けています。こちらも専門の博物館「レース・センター」があります。