​ベルゲン

世界の 美しい街・絶景の街

ノルウェー

 Bergen

中世のハンザ同盟以来の北欧の港湾都市「ベルゲン」。その中心は「ブリッゲン(Bryggen)」の名で知られる旧市街にあります。当時のまま建ち並ぶカラフルで奥行きの深い木造倉庫「ゴート」は、現在も商店やレストラン、ミュージアムとして使用されています。ハンザ商人たちの没落とともにその勢いは失われたものの、火災にみまわれるたびに伝統的な技法で焼け落ちた建物を修復し続け、現代に伝えた功績が称えられ世界遺産に登録されています。

 

現在のノルウェーの名産と言えばサーモンですが、ブリッゲンの魚市場には、当時、保存食として貴重だった干しダラも健在です。その街並みを見渡すには、フロイエン山頂にある展望台がおすすめです。天候のよい日には周辺の島々や北海まで見渡せます。

行き方

最寄り空港は、ベルゲン空港(Bergen Airport, Flesland)。日本からの直行便はなく、コペンハーゲンやヨーロッパの各都市で乗り継ぎ。経由地にもよりますが、所要時間はおよそ16時間~。

ベストシーズン

ベストシーズンは、白夜の5~7月。高緯度のため昼間の時間が短いため、観光のための時間がとりやすくなります。日本と比べてかなり涼しく、8月の後半には肌寒くなり始めます。

現地の楽しみ方

■中世の暮らしを再現「ハンザ博物館」

中世ヨーロッパで活発な商取引を行っていたドイツ商人「ハンザ」。とはいえもともとドイツ国内の特定の街に拠点があったわけではなく、ヨーロッパ各国・地域を巡り歩いては取引を行っていました。ブリッゲンには、中世ヨーロッパを襲った黒死病(ペスト)騒ぎの後、ノルウェー国外の安全な小麦を輸入せざるを得ない状況下で取引が始まり、貿易事務所が設置されました。当時は小麦をはじめとする穀物を輸入し、干しダラや肝油、革、毛皮、バターなどを輸出していたと考えられています。その取引がなされた倉庫や事務所、ハンザ商人の寝室などを見学できます。

■北欧最大のアートの殿堂「コーデー」

「コーデー」とは、ベルゲン市街にある西ノルウェー工芸博物館(KODE1)とベルゲン美術館(KODE2~4)、そして郊外にある3か所のミュージアムの総称。所蔵品はおよそ5万点を誇り、中でもノルウェーの実業家で美術品の収集で知られるラスムス・メイエル(Rasmus Meyer)が寄贈したムンクのコレクションは世界最大と言われています。

■フィヨルドを見下ろす「エドヴァルド・グリーグ博物館」

「コーデー」のミュージアム群のひとつ「エドヴァルド・グリーグ博物館」。ベルゲン郊外のトロルハウゲン(Troldhaugen)の街にあり、戯曲「ペールギュント」の楽曲などで知られる、ノルウェーを代表する作曲家エドワルド・グリーグの家や作曲をするときに使われた赤い屋根のはなれ家、グリーグ夫妻が眠る墓、200人収容できるコンサートホールなどがあります。トロルハウゲンまでは車でおよそ30分です。

■フィヨルド観光

氷河による浸食で複雑な海岸線をもつ湾や入り江を「フィヨルド」と言いますが、その言葉自体がノルウェー語である通り、ノルウェーの見どころと言えば、「フィヨルド」の壮大な自然美。ベルゲンからは世界最長で最深の「ソグネフィヨルド」を観賞する観光船が出ています。冬のオーロラと並ぶ北欧観光の目玉で、夏場には世界中から大勢の観光客が押し寄せます。

■ノルウェーの食文化

ノルウェーと言えば、サーモンやニシン、エビ、カニといったシーフードや北ノルウェー産のトナカイのステーキが有名ですが、ベルゲンを訪れるなら、ベルゲンとは切っても切り離せない干しダラ料理「バカラオ」をいただきましょう。トマトソースで野菜と一緒に煮込んだ名物料理です。