アンコールワット

カンボジア

地球上に散らばる 奇跡の 絶景・秘境

Angkor Wat

今日のカンボジア王国の先駆けとなったクメール王朝時代(802~1431)の王都(アンコール)の旧跡「アンコール遺跡群」を代表する建築物「アンコールワット(Angkor Wat)」。近代以降の国旗につねに描かれ、カンボジアの象徴ともいうべき遺跡です。ミャンマーの「バカン(Bagan)」やインドネシアの「ボルブドール(Borobudur)」と並んで世界三大仏教遺跡に数えられていますが、もともとはインドの影響を強く受けたヒンドゥー教寺院として建てられました。

現在の本堂の壁には四体の仏像が祀られていますが、それも建立時にはヒンドゥーの神ヴィシュヌであったと言われています。それがクメール王朝に代わってタイのアユタヤ王朝がこの地を治めることとなり、アンコールワットも仏教寺院へと改修。今日見られるヒンドゥー教と仏教が融合した類まれな世界文化遺産となりました。

しかし海山を象徴した雄大な建物の周囲には壁や堀があり、城郭さながらの造りであったことが災いして内戦に巻き込まれ、一時は世界危機遺産に登録されるほど破壊されてしまいました。今は国内の安定に伴い、各国が協力して保護・修復作業を行っており、世界各国からの大勢の参拝客と観光客を迎えています。

シーズン

ベストシーズンは、乾季の12~3月。日中は気温は上がるものの、1年のうちで気温が最も低くなるため、比較的過ごしやすいときです。また雲が少ないので、アンコールワットのサンライズ鑑賞にはうってつけ。アンコールワットは、春分の日と秋分の日に中央祠堂のちょうど真後ろから朝日が昇るよう設計されていると言われます。

行き方

最寄り空港は、シェムリアップ国際空港(Siem Reap International Airport)。日本からの直行便はなく、カンボジアの首都プノンペンまたは他の東南アジアの都市から乗り継ぎ。シェムリアップの市内からアンコールワットまでは車でおよそ15分。

その他見所

​アンコール遺跡には、アンコールワットの他にも、静かに微笑む4面仏顔像が林立することで知られる「アンコールトム(Angkor Thom) 」や、ガジュマルの巨木が建物を飲み込むように侵食している「タ・プロム寺院(Ta Prohm)」など見どころがたくさん。また2017年7月に新たに世界遺産に登録された、紀元前6世紀後半から8世紀に作られた王都跡「サンボープレイクック遺跡群(Temple Zone of Sambor Prei Kuk)」は、アンコールワットのあるシェムリアップから車で2~3時間の距離にあります。

旅のテクニック

アンコールワットの正面は午前中だと逆光になります。一方アンコールトムなら、午前中に正面に光が当たり、きれいな写真を撮ることができます。