徳川園

日本の景色 100選

愛知県

愛知県  徳川園

(Tokugawaen)

名古屋市(Nagoyashi)の徳川町にある「徳川園」。その名が示す通り、もともとは徳川御三家筆頭の尾張徳川家の邸宅と庭園址。造営者である尾張藩二代藩主光友の没後、この地は尾張藩家老職の手に渡り、大名庭園として四季を通じて楽しめる工夫が随所に見られます。昭和20年(1945年)に大空襲により大部分を焼失してしまいましたが、平成16年(2004年)に日本庭園としてリニューアルしました。

ベストシーズン

徳川園は四季折々の花が楽しめます。主な例年の見ごろは、梅が2月下旬~3月下旬、桃が3月下旬~4月上旬、桜が4月上旬、牡丹が4月中旬、紅葉が11月下旬~12月上旬です。

行き方

最寄り空港は中部国際空港。徳川園までは知多半島道路を使って車でおよそ49分。羽田空港をご利用の方は、東海道新幹線のぞみでJR名古屋駅へ。JR中央本線に乗り換えJR大曽根駅で下車。徒歩およそ11分です。

現地の楽しみ方

■徳川園・黒門

徳川園がまだ旧尾張徳川家大曽根邸であったころの黒塗りの表門で、切妻屋根を持った風格があります。屋根瓦には三つ葉葵紋の瓦を使用していますが、装飾は極めて謙虚で繰形や絵様はつけておらず、寺院の総門とはまた違った豪壮な大名屋敷の様相が見られます。

■徳川園・脇長屋(わきながや)

徳川園の黒門の南側にある「脇長屋」。上級武士の屋敷の表門には一般的で、建てられたのは明治33年(1900年)ですが、世が世なら家臣などを住まわせたりした建造物。その幅およそ6.6m、奥行きおよそ19.6m。幸運にも昭和20年(1945年)の大空襲の被害を免れた数少ない遺構で、連続する黒門と塀を含めて武家屋敷の面影を現代に伝えています。

■徳川園・庭園

庭園は典型的な大名庭園の池泉回遊式で、清流が滝から渓谷をくだり海に見立てた池へと流れるありさまは、日本の自然景観を象徴的に凝縮しています。特に徳川園は、もともとそこにあった丘陵をそのまま取り入れながら、樹林や岩組みなど変化に富んだ景観を楽しめるのが特徴。また春には桜、そして新緑、牡丹、花菖蒲と続き、秋にはイロハモミジやヤマモミジなどの紅葉が見られ、四季を通じて日本情緒が味わえるつくりになっています。

■徳川美術館

黒門からのぞく城閣を思わせるような帝冠様式の建物。それが「徳川美術館」。おもな収蔵品は徳川家康の遺品を中心に、初代義直(家康九男)以下代々の遺愛品、いわゆる「大名道具」1万件あまり。その他、国宝「源氏物語絵巻」をはじめとする国宝9件、重要文化財59件など、徳川の名に恥じない種類の豊富さ、質の高さ、保存状態の良さを誇ります。

■ご当地グルメ

徳川園の龍仙湖に面する「ガーデンレストラン徳川園」で、緑豊かな日本庭園を眺めながら、優雅なひとときをお過ごしください。隣接する純和風の歴史的建造物は1937年に開かれた汎太平洋博覧会の迎賓館(登録有形文化財)を移転したもの。昼はカフェ、夜はバーとしてご利用できます。

※観光局・お問合せ先

徳川園事務所:tokugawaen@utopia.ocn.ne.jp